種  名 Gyrosigma fasciola var. globifera Meister
 原 記 載 Meister, 1932. Kieselalgen aus Asien p.42, f.131.
 参考文献
 特  徴  殻の大きさ 84-115×10-13
横条線 27-28/10μm
縦条線 27-28/10μm
 殻はS字状,中心部は皮針形で両端はきわめて細く突き出し横に曲がる。殻端部の幅は狭く2μm以下である。承名変種とは横条線が殻の中央から殻端まで逆放射状である点と,条線が細かいことで区別される。市村ら(1965)が八郎潟からG. fasciola var. fasciola を報告しているが,提示の図から本種と思われるので分布はこちらに移した。筆者は八郎潟(秋田),涸沼(茨城)から得ている。八郎潟の個体では殻長85-105μm,殻幅10-13μm,横条線は26/10μm,縦条線は28/10μmである。汽水種と思われる。

 分  布 Type locality-----China, Amoy
日本の産地-----八郎潟(秋田県:市村ら 1965),有明海七浦干潟(佐賀県:Park et al. 2012),涸沼(茨城県)
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