種  名 Gyrosigma sulcata (Grunow) Freng.
原 記 載 Frenguelli 1983
参考文献 Jahn et al. 2005 p.309. f.9.
Hustedt & Aleem, 1951. J. Marine Biol. Assoc. U. K. 30(1). p.188, f.2A.
Syn. Pleurosigma fasciola var. sulcata Grun. 1880 in Cleve. & Grunow p.55, pl.4, f.75.

Cleve, 1894. p.116. ; V.H. 1880. f.21/7.
特  徴  殻の大きさ 117-123×14
横条線 19/10μm
縦条線 15/10μm
 Cleve (1894) が G. fasciola var. sulcata として報告したものを Frenguelli が種に格上げしたものである。我が国では大塚ら(2013)の報告が1例のみ見受けられる。
 殻は皮針形。殻端の幅は狭く2μm以下で緩やかにカ−ブし先端部が僅かにふくれる。中心域は小さな円形。軸域は狭く殻の中央部をS字状に走る。筆者は松川浦から得ているが,その個体では殻長103-140μm,殻幅15-16μm。横条線は20/10μm,縦条線は16/10μmで記載より僅かに細かかったが,その他の点ではほぼ一致した。松川浦では多産した。沿岸性種とのことで汽水に産す。

 分  布 Type locality-----Spitsbergen
日本の産地-----寒風沢島・海水化した水田(宮城県:大塚ら 2013),松川浦(福島県)
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