種  名 Gyrosigma reimeri Sterrenburg










原 記 載 Proc. Acad. Nat. Sci. Philadelphia 145:220. figs 8-12 & 44-49. 1994.
参考文献 Reimer, 1966. in Patrick & Reimer, Monographs Acad. Nat. Sci. Philadelphia 13  p.320, pl.24, f.2.
G. spencerii var. nodiferum (Grunow) Cleve, 1894. K. Svenska Vet. Akad. Handl. 26(2) p.117. ; V. H. 1880. pl.21, f.13.
特  徴   従来Gyrosigma nodiferum (Grunow) Reimerと呼ばれてきた分類群であるが、この名はReimer (1966)が独立種に昇格した際にタイプ標本を誤認したことから無効とされSterrenburg (1994)によって G. reimeriとして記載されたものである。
 殻の大きさ 60-150×11-14
 横条線 17-20/10μm
 縦条線 22-24/10μm
 殻は皮針形で僅かにS字状をなし,殻端は広円形。中心域は大きな斜方形で長さは8.5-10μm,中心域に数個の点紋あり。軸域及び縦溝は殻の中央を通ってS字状または僅かに波打つ。極域は大きく四角形で横に抜ける。中心域付近の縦条線は中心域を包むように内側に向かってカ−ブする。中心域内の数個の点紋は加藤ら(1977),山川(1994)の写真にも写し込まれていることから形態的特徴ととらえることができる。本種は G. obtusatum に似るが中心域が大きな斜方形であることと,中心節が僅かにかぎ状に曲がる点で区別できる。淡水種であるが僅かに汽水域にも産す。
 下記の産地はGyrosigma nodiferum (Grunow) Reimerとして記録されたものである。
分  布 Type locality-----Uncertain
日本の産地-----琵琶湖(滋賀県:Skvortzow 1936),豊平川(北海道:岩城 1956),仙女ヶ池(埼玉県:安藤ら 1971),森林公園沼(埼玉県:小林・安藤 1977),八郎潟(秋田県:加藤ら 1977),嘉瀬川(佐賀県:山川 1994).野尻湖(長野県:原口 1999),青木湖(長野県:原口 1997),野尻湖(長野県:原口 1999),三方湖(福井県:濁川・長谷川 2000),湖山池(鳥取県:廣田ら 2013),落堀川河口(新潟県)
検索表へ