種  名 Gyrosigma fasciola var. tenuirostris Grunow
 原 記 載 Grunow, 1880. in Cleve & Grunow p.58, pl.4, f.76.
Cleve, 1894. p116
Syn. G. tenuirostrum (Grunow) Cleve-Euler, 1952. K. Svenska Vet. Akad. Handl. Bd. 3(3) p.13, f.1340.
 参考文献 市村・小林・加藤 1965 八郎潟の植物プランクトンと基礎生産 八郎潟綜合学術調査会報告 p.444. pl.7. f.48.
 特  徴  殻の大きさ 140-160×11-12
横条線 20-23/10μm
縦条線 19-22/10μm
 八郎潟産。殻中央部は皮針形で,先端までの中程からくちばし状に細くなり先端で僅かに頭状に膨れる。細い部分の幅はほぼ2μmである。G. fasciola var. fasciola を更に2倍ほどに長く引き延ばした様な殻形である。中心域は小さな円形,軸域及び縦溝はS字状に殻の中央を通る。横条線は殻全面にわたって平行ないしは逆放射状。縦条線は横条線に比べて粗いのが特徴である。殻形が酷似の G. macrum は条線が極めて細かい(横条線27-28/10μm,縦条線30/10μm)ことで区別される。海産種であるが汽水に産す。

 分  布 Type locality-----Sea of Kara
日本の産地-----八郎潟(秋田県:市村ら 1965)
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