原宿句会2月例会点盛り
白美
しりとりで唱う子どもら猫柳 利◎笹◎ となえる、うたう、ちょっと気になるか 海苔乾くトロリーバスの消えし町 利○宮◎ トロリーバスは、東京で4路線
品川>五反田>、浅草>亀戸>今井というのが海岸に近い 豆残す齢となりて節分会 利○室 女性陣から共感の?声? 市ヶ谷の坂に迷ひて春の雪 利筝○ そうか?市ヶ谷でそんなに迷い込むような歩き方をね 手暗がり気にせぬ母の針供養 利○筝 スーパー母さんでも気にした方がいいよ 千恵子 見残して去る深吉野や春の雪 利○筝室◎白
深吉野という雰囲気で取られたね
見残して去るを言わなきゃ句にならない人ではないでしょ 旧姓で呼ばれ振り向く針供養 利○和正笹 旧姓ではあるフレーズだろうが収まりがよい配合 波くれば声をとばし合ひ海苔掻女 利◎ 波くればは理屈っぽいね 鬼やらふ幼なき声の替はり合ひ 正○ 雨粒の銀に弾けて猫柳 美穂子 青海苔の椀に解かれて海生るる 利○筝◎ 寒明けのこめかみに聞く血の流れ 利○白○ こめかみは字を拾えば出てきますが
エクスプローラの対応が十分でありません 漏るる灯を花穂に宿し猫柳 利 一瞬の川面の花の春の雪 利 言いたいことは分かるのですが、足りない 針山の繕ひまでの針供養 繕いまでの? 和博 青海苔や岩に化粧の下がり潮 利笹◎正◎ 化粧を良しとするか否か、私は俗だと 春雪や猫の伸びする勝手口 利宮○ 両指の皮膚固き祖母針供養 利○白 我々世代もさすがに母が年をとってきました 豆撒きや裃赤き年女 利正 猫柳見ての逍遥廓町 利 猫柳の並木の廓? 翠月 流れなき沼に流るる浮寝鳥 利○和◎ わざわざじっくり観察されたとか
良い句になりました 踊り子の髪のひかりや猫柳 利○宮室正 落ちそうで落ちぬ茜の名残り雪 利 ちょっと苦しい、言葉足らず 磯宿の青海苔塗す朝げかな 磯宿?塗す? 平凡な住まひの幸や針供養 筝円 枕木に吸ひこまれゆく春の雪 利◎笹和○ 青のりや引き汐はるか光る浜 利○ 猫柳あどけなき指点字読む 利 爪の先藍に染まりて針供養 利 この3句少し言葉を並べ替えては 紅させば憂き心にも春容るる 利孟 春の雪舌に風湧く薄荷飴 筝室○ 後れ毛もなく結ひ上げてお初髪 白笹 げんまんの指先荒れて針供養 宮室 青海苔の風の素通る干し簀かな 笛袋覗ける手提猫柳 希覯子 天を差す槻の細枝や春兆す 利○室和 羅漢像喜々たる顔や春の雪 利 猫柳心字の池を指なぞる こうこうこうで、「心」って字だろということ
言われてようやく分かりました、表現が苦しい 青海苔やこれを掻く女黒づくめ 17文字のなかで代名詞を遣う? 春の雪雨戸につくる水眼鏡 水眼鏡? 正 早発ちの客に榾焚く御師の家 利◎ これ絶対良いと思う
外国詠より日本を詠んだ方が良い 猫柳川面に山の湯の烟り 利○ 清兵衛の背ナにやさしく春の雪 利 たそがれ清兵衛だそうです
大方の人が「清兵衛と瓢箪」って言ってましたけど 針供養帰りに啜る江戸汁粉 利 洒落てます、だけど江戸汁粉までいうと野暮?
汁粉は季語にありそうでないのですね 青海苔や日照雨にいよよ緑濃し 青海苔:はる 日照雨:冬 緑:夏