原宿句会3月例会点盛り
箏円
しなやかに背骨のうねり春の駒 ・白◎
しなやかなうねりってのは、月並み
春一番尼僧は裾を気にもせず 利○
南国の人は大声鳥合はせ ・室○
閼伽桶に濁りも運び修二会かな ・和
お香水ってのはもっとピュアなものでは
雛の夜メール教へて母と娘と
何が言いたいのかはわかるけど、あいまい
白美
ずり下がり威嚇の虚勢春の駒 利◎
虚勢は余分でしょう
闘鶏や血の気の多きは母譲り 利○室
修二会了へ服に焦げ目の穴三つ
終えるのは僧で、見物は「果てる」でしょう
長閑なり状差し磨く紙やすり 利室
席題句だが、唐突だ
外陣に吐き出す炎お水取り
闇分かつ炎の川よ修二会かな
美穂子
白魚の未だ逃れむと枡溢る ・白○希○和
まだは?
影も敵舞ふ羽も敵鳥合せ 利和◎
雰囲気に言葉が追いついていません
修二会の火果つる辺りの闇の底
その辺りは空中ですから、底は?
長閑さや目細め見る魚の影
春駒の視線捉へる飛行雲
和博
兵士等の戦支度や涅槃西風 利○室
押し合ひて宙に相似の鶏合 室◎
長閑さや太き棹差す渡し舟 利正
太きは?だが、他に見つからない
呪師の先づ階降りぬお水取 利白
春駒の駈ければ追ひて朝の牧
駈けると追うのが主語は違うのでしょう
利孟
科人のごとき籠詰め喧嘩軍鶏 希◎正○
法堂に火天浄火を撒けば春 和○正
観音と堂守る一と日長閑しや
修二行や青衣女人に名はあれど
春駒の見れば口寄せ鼻しわめ
翠月
いななきの母より高し春の駒 利希正◎
修二会の僧の踏ん張り法螺浄し
言葉がごつごつしてます
川底の石に戯れ水の春
水遊びをしているというのでしょうか?
一つ散り歩み緩めの梅旅情
×
鶏合せ石火の脅し拍手呼ぶ
千恵子
人垣を洩れる殺気や鶏合せ 利希
フリージア坂より海の見える町
月並み
走りてはすぐ親見ては春の駒
雛飾り了へて安心明日旅へ
なんともお手軽に作ってるな
達陀の行闇を打つ修二会かな
重なってる印象
闘鶏や戦雲日々に募りゆき ・白
星出でて高き御堂やお水取
紅にサムライといふ薔薇芽立つ
春駒の眸に八ヶ岳雲懸かる
三句切れの雰囲気
微睡のうつらうつらと長閑なる
説明
希覯子
長閑なり税の戻りを告げられて ・白
若駒や人怖ぢ物怖ぢ知らざりき
闘鶏師秘薬の一つ唐辛子
修二会に善男として参じけり
鶏合唐辛子水飲まされて