191回点盛り
美子 古染付玉兎文皿初鰹 利か○正○箏○ 古染付け、玉兎文分からないと理解し様が無い 測溝に水の素走る五月富士 利正◎ 大皿の海原となる初鰹 武◎ ちょっと見立てに無理があると思いますけど 思ひきり髪形変へし風薫る 利武 花菖蒲光の中で老ひにけり 直人 母の日や仕立て直して紬着る 利武正白○ 初鰹入りてせり声艶をおび 利美白◎ 鰹が入ったからという因果関係が明ら様過ぎます ビル街に白き肱や風薫る 美直か◎ 肱といってみても所詮腕です、白きが印象的なのか、行き交う雰囲気は出てません 母ほどのひとが船頭花菖蒲 利白 母ほどのが、年齢なのか、社会的評価なのか、年齢としても30から70過ぎまで広すぎないか まだ跳ねし白魚贖い五月富士 白子も季語としてしっかりしたものゆえに良い着眼だが無理だ 箏円 菖蒲群切つ先に風重ねゆく 利◎直◎武○ 景が分からないという声多し、しかし、口当たりが良いね 初鰹陽のあるうちの宴かな 利直美◎ 陽のあるうちというのはなにか、非難がましくて殺風景です スローライフ風を待ちたる鯉のぼり 美○ 美少女は少年なるや五月富士 利 夢に来ていさかひもあり桜散る 利孟 水口を開け菖蒲田に増す光 か正箏◎ 新造のビルに竹林風薫る 美直か◎ 初燕風の荒さに抗はず 武直 火を入れる捌く叩くと初鰹 五月富士風に乗りくる水の音 白美 辛口の酒引つさげて初鰹 利か箏 花菖蒲深閑として座禅堂 か箏 深閑としては座禅堂にかかるだろうから、季語は動く 忠魂碑読めば日露や五月富士 利○ 母の日や小箱に十字の赤リボン 利 武甲 武者が乗るハーレーバイク菖蒲湯 箏 バイクに乗った武者人形のことだとか、分からんで小 富士川の源平故事や五月富士 利 薫風やセパ交流のスタジアム 正 時事的なもので、季節としては薫風ながら、プロ野球ってそれほど爽やかではない、特に、清原とか中村ノリとかうっとうしいだけ 芝桜群れて祭りの紋をなす 競り市を風抜け渡り初鰹 正 宿坊の五右衛門風呂に菖蒲の香 利 香なのか、葉なのかあたりは 深川に江戸の面影初鰹 利 面影よりは名残のほうがいくらか具体的な感じがあるか アルプスを望む信濃や風薫る 富士を望む駿河というのと同じでなにも無いでしょ 五月富士背ナにパットの芝目よむ 口中に緑ひろがる新茶かな