200回点盛り
美子 先ず雄雛置きて整ふ雛の位置 利◎直正 竹箒撓みて重き春の雪 利正直○ 我が物と思えば軽き傘の雪ってのもあるけど、重いは余分 幼児の破顔一笑実万両 正か 破顔一笑って幼児がですか? 宴席も中締めとなり五平汁 か○ 単なる進行表です 人声に寒鯉影のやうに浮く 利 かめ 鮟鱇の吊るされて身を正しけり 利○直正○ 正せそうも無いのが良いです 春の雪翼を固く閉ぢ直す 利美◎ 天使の翼か飛行機の可変翼か?分からん 寒鯉の水黒々と動かざる 利○美 豚汁にしばし無言の河川敷 飯盒炊爨でしょうが伝わりません 万両や稚児の泣声主張せり なにを主張しとるのですか? 白美 我が庭に鬼打豆の転げ入る 利直◎ 寒鯉の水に幽閉されてをり 利◎ 粕汁や頬をまっ赤に母娘 利○か 万両の実の赤くして庵かな 利 万両が庵の庭に色づいているというようなことでしょ 利孟 寒蜆掘りのまづ抉ぢ舫ひ竹 正◎美 芝の枯ればかりを隠し春の雪 か やはり、季重りですよね 一瞥し戻す令状実万両 美 寒鯉や株価チャートに髭生えて 腑抜けたるだま呑み下し粕の汁 恵一 もう一度会っておけばと根深汁 利直美○ 寒鯉や風ふきすさぶ水のうえ 利 石投げて眠り覚まさむ寒の鯉 覚まさむとか、意思やら、推測の表現は甘い 正 退院の舌にしびれしふぐと汁 か◎ しびれるって、おいしかったということですか?俗でしょう 「兵に告ぐ」昭和は遠し春の雪 正 降る雪や明治はで作ったのでしょうが、「兵に告ぐ」で2.26が分かる時代ではなくなりました、昭和は遠くなりました 寒鯉や気の合ふ同士寄り集ひ 鯉のことなら放っといてだし、人のことなら当たり前か 山居いま一雨ごとに木々芽吹く 一雨ごとにという時間の経過が甘い 本陣の残る宿場や実万両 宿場に万両の並木があるみたい、本陣跡の石碑とかしぼらないと 直人 お座敷に向ふ木履や春の雪 利 余分なことを加えてしまうとそれで話が終ってしまうし、嘘っぽくなるし 縺れしも時に委ねて寒の鯉 利 臥薪嘗胆てところですか ちり鍋や炬燵の指先つと触れて だからどうってことは無い、都々逸ではないのだから駄目 寒椿曲がりし角の枝折かな 分からない 雪積みてただ万両の赤のこり 雪、万両ともに季語だね