230回点盛り
利孟 聞く耳にあらぬ大耳生身魂 武◎恵美◎ 赤きべろ青き舌見せ氷水 武○比美 夜の秋江戸文字で書く豆名刺 比○ くづれたるあたりは降りて雲の峯 美 咲き昇り果てはなだれて凌霄花 恵 武甲 めくれ落つ原稿用紙夜の秋 利○比◎ 風でって、そんなに強い雰囲気かな? 蝉しぐれ日に四本の路線バス 比恵○ 路線バスの本数は手垢がついてる、村営バスあたりの方が新しいかも 介添へを断る意固地生身魂 利○費 凌霄花薄暮の中の塔サイロ 利美○ 塔サイロって普通塔だろうし 声枯らす応援席や氷水 利 応援席は声が枯れません 美子 顎の鬚一本長し生身魂 利◎恵◎ 着眼よし、もう少しこなれた表現をご検討 しかめっ面して氷水啜りをり 利恵 こういう場合の促音の表記は「つ」としてよいのか、欲分からない 突貫の飯場の灯夜の秋 武 飯場は作業しないし、夜、徹夜、明かりはベタづき 球体を解きて嬰児昼寝覚 利 美子調ってことですね のうぜんかつらぎりぎりに対向車 利 正 酔へばなほ軍歌を歌ふ生身魂 利武 軍歌は歌うものでしょ 終戦日を命日として線香あぐ 利 そういうことがあるだろうけど、事実だけでは 道行の果は心中夜の秋 利 暮れつのる門先照らし凌霄花 利 月山の星を集めてお花畑 はて、昼なの夜なの? 比呂四 塀を越へ凌霄花燃へてをり 利 仮名遣いめちゃくちゃね 蝉時雨止みし雨つぶ二三滴 利 かき氷食べ終へ赤く染まる舌 利 寝室の寝息静かに夜の秋 涼しくなってよく眠れるというのだろうが、寝室の俳句ってのは危なそうだから避けたほうが良いかも 淡々と歴史を語り生身魂 恵一 のうぜんの門をくぐりて通夜の客 武 凌霽花の花と葬式の対比はあるだろうが、白バラでも鉄線でも、動きそうだ 生身魂戦の夢に目を覚ます 利 バーベキューの火の白みをり夜の秋 美 バーベキューも果てようとして、もう網にはなにもない、火も衰えている、そこに秋が忍び寄る 白粉花紅きホルンを吹き鳴らす 花をホルンに見立てたが喇叭部分だけだね かき氷ありますの旗雨の浜 ちょっと設定を懲りすぎたかも