233点盛

233回点盛り
美子
貸ボート裏返されて冬仕度 利比◎武
当たり前でしょ
背の鷲のとぼとぼ歩く七五三 利◎
男めく老女の破顔小六月 利比武
手計りに測る重力大根引き 利○
一声が一つの尺度猛り鵙 義天
武甲
薪を割る音の乾きて冬支度 利美◎義
冬支度そのものだからね、高点にはならない
小春日や押す手も軽き乳母車 利美○
大根をかじり大地の力知る 利○
得意顔照れる顔あり七五三 利○
さまざまなというのを表現したい
船頭の口上に沸く小春かな
長瀞の舟下りですか?
比呂四
髪切るも少し長めに冬支度 利美比
老犬の半身小屋出て小六月 利○義
祝詞終へ袖振り回し七五三 利義
終えるでは神主でしょう
刃を入れて音たて裂ける大根かな 利○
沢庵という名の和尚大根干す
利孟
上出来といふしなびれの干し大根 義武◎
七五三ペコちゃん赤いべべを着て 武○
冬用意まづは荒縄積み上げて 美武
地を這ひて冬夕焼けといふ暗さ
小春かなコーヒーカップに蓋ついて
湧き水に洗はれ大根売られをり 利美比
洗って浸けているみたいです
加湿器を部屋に置くのも冬支度
下げ相場売るに売れずや懐手
大寺の軒の高みに烏瓜
そんな管理の悪い大寺がありますか?
七五三の思ひ出薄き戦中派
つまらん
義春
大根や腰を落として引きにけり 利比○
大川の水底に有り鯊二匹
二匹ってどこからでてくる?鯊の国みたいにしましょう
歩きつつ空を見上げる小春かな
七五三背中の寝言は〆となり
北国のタイヤ黒くす冬支度