240点盛

240回点盛り
比呂四
鉄塔の鈍き光やハシリ梅雨 利○義○
我先に浜を飛び出し海開き 利★
浜を飛び出すと陸に上がる?
頬杖をつひては思案梅雨に入る 利○
「つく」がハ行に活用するわけが無い、まあ、安易な発想の句だな
上段の粒の揃ひてさくらんぼ
高級品は二段重ねにはしない!、なるほど
羅やくるぶし丸く艶めけり
くるぶしが丸い?
恵一
来賓の椅子に腰掛け海開き 利比★
羅を肩に羽織りて辻地蔵 利美○
羽織るのは肩でしょう
桜桃やカクテルグラスつかむ指 利比
掴むのは当たり前か、チェリーも瓶詰めの感じ出し
浮草の日に日に増えて田を埋むる 利 
美子
掘割の藻の鼻を突き走り梅雨 利比○
乳児院の児へ縫ふガーゼ梅雨の入り 利比
ガーゼを縫うという結果が見えてこない
逃げ惑ふ児の尻白き海開き 利義
なぜ逃げる?、風呂に入れるみたい
別嬪を品定めせりさくらんぼ
千疋屋あたりでかな
羅を着んとて畳紙軽く引く
薄物の軽さをいいたいのでは?
武甲
神官も救命衣着け海開き 利○
さくらんぼ食べては種子の弾飛ばす
羅や肌ぷるぷるの代教師
義春
うすものや木陰の女性は人を待ち
砂浜にペットボトルや海開き
浜は掃除するだろうからね
街中を濡れて歩くや走り梅雨
びわの実の同期の仲間育ちけり
片寄せあってる感じ?そうかなあ
さくらんぼ柄を持ち種を庭に吹き
利孟
息ひとつ吐き羅に結ぶ帯 義★美★
薫風を草に搦めて象の鼻 比義日
波を追ひ波に追はる子海開き 比美
皮に味無く舌頭のさくらんぼ
走り梅雨客に傘寄せベルボーイ