247回点盛り
美子 耕の農婦屈みて点と成す 利比◎武◎義○ 農婦が屈んだらなにするのか?おかしいと思いません 肩で着る裾たっぷりの春コート 武○義恵○ 飼はれゐて伸び放題に雉の爪 利恵◎ 春寒や整骨院の話題出て 武比 再会の旧友に似て春の風 利 比呂四 一と雨に辛夷の白の汚れけり 利義◎ 耕せばうごめき始む大地かな 利◎ 雉の尾の一直線に乱れなく 利 軽やかに波をうたせて春コート 利 電卓の打つ音高く冴返る 恵 武甲 春寒や酔客多きスタジアム 恵美◎ ヤジとか、野放図というのとは違わないか? 菜の花や広告募集の立看板 利○ 押し包む期待と不安春コート 利○ 耕しの初心者マーク泥の髭 恵 三毛猫の見据える先に二羽の雉 利 利孟 手すさびの片手握りの春コート 比美○ 鳥声を眼下に棚田耕せり 比美 片足を上げて身構え雄雉子 比○ 豆腐屋の腰のタオルや戻り寒 美 じじばばの花切先をいからせて 義春 行く春や車窓に薄き富士の峰 利武 車窓なんて額縁を取った方がよいね 道や雉子現れて藪に入り 利 耕すや空の輝き黒き土 利 妻誘い街へ出るなり春コート 利 春寒や僅かな流れ用水路 利 恵一 春耕の鍬ひとつ立つ山の畑 利○美 春の潮泡消ゆるなり爪先に 利 春寒や川に浮かびし紙袋 義 何か意味があるのかな、そういう光景があるのは分かるが 雉の啼く声見失ふ八ヶ岳 からうじてボタン掛けたり春コート 駄目、太ってボタンが掛からないってのは切実におかしいだけ