256回点盛り
武甲 マスクして曇る眼鏡の奥笑ふ 利○恵○阿義 竿にかけ車上に広げ布団干す 利○比恵 棹にかけたものを車に拡げるみたいなのは整理した方が 易断の本を積む店年暮れる 利義○美 新暦>新年、暦売り>年末 桜鍋肩組み歌ふ締めの歌 利 締めの歌はいただけない 句友得て忘年句会らしく果つ 利 俳句の話は詠まないと言っているが、まあ、雨龍さん歓迎の挨拶ということだろうから鐘ひとつ 阿やの 保健室全開にして布団干す 利◎雨義美◎ 女子社員ジョッキ合わせてさくら鍋 利武◎ ジョッキてのはビールの傍題的、この辺りめんどうだけど 息白く探るふたご座流星群 利武比 星は大体秋の季語、分らないのを探すなんてのは星の利孟としては許さない ぎこちなき配達夫来て年の暮 恵 年末に郵便のアルバイトがあったりするが、ぎこちないというのは分からん 理髪店粗品にくれしマスクかな 理髪店ではくれないし、くれても粗品にくれたではレポートです 義春 さくら鍋肥後もつこすが世を論ず 阿○恵◎ 世を論ずは俳句ではあり得ない、肥後もっこすと言ったら誰かある程度のイメージの固定がなければ絵が描けない、典型的な熊本人てイメージありますか? 酉の市またひやかしとなりにけり 利雨◎ まあな マスクして粋なスパイとなりにけり 利義○美 アポノート捲り多くて年の暮 利 アポノートってあんまり嬉しくない 屋根瓦ぐんと温もり蒲団干す 利 美子 のうのうと猫の膨らむ干布団 利◎武阿◎比◎ 交差点マスクの顔の無機質に 武○比○ 都会の交差点はこういうものと相場が決まっている、マスクだからではない 桜鍋泡立ち話題蒸し返し 利恵 ちぐはぐに重なるおてしょ年の暮 ちぐはぐにってのは重ね方のことでしょ、意味がわからん 捨市に恵比須大黒買ひあぐむ 捨て市ね、難しい 比呂四 オーナーは名古屋ですから味噌おでん 利○義◎ このあんばいよろしいと思います あちこちのつけを支払ひ年暮れる 武阿 直ぐに引き上げて頬張り桜鍋 利阿 直ぐにって、なんの直ぐなのか? マンションの窓際に寄せ布団干す 利 電車より次々マスクあふれ出て 美 そうか、マスクの数が多いね、あんまり黄蜷ランが 恵一 絵馬掛に絵馬びつしりと年の暮 利○美 呼び入れるのは他人では、そこらの浮浪児に食事を与えるのか?、それにしても桜鍋と子供は響かない サロンパス貼るかのやうに布団干す 利 サロンパスて固有名詞だし、かのように」は二重に比喩があるようで ライトアップの楓紅葉や紙のごと 利 煙草吸ふたびごとマスク外しけり 比 口に入れるものなら何でも良いね、ガム、飴を押し込むなんてなら少し面白いかも 桜鍋馬の幻影払ひつつ 牛でも、猪でもそうなる 利孟 鼻高くなれとなじませ紙マスク 梯子めく狭き階段桜鍋 雨義美 星一つ光る金団クリスマス 雨○ きんとんが分らないではどうにもだが、たまには和菓子も食べて頂戴 宝くじ当たる当てよと年詰まる 蒲団干す窓の僅かの陽を盗み 雨龍 ひびきたて工事の音の年の暮れ 利 布団干すやまあいの村の家一軒 利 村>山間>一軒家>布団大きさはこんな具合で、それを行ったり来たりさせては落ち着かない さくらなべ戸外の子等を呼び入れし 利 道わきの枯葉の色の二つ三つ 枯葉はそんなところにだろうし、二つ三つは葉か色か 朝の町ホーキ手にしてマスクかな ホーキはダメでしょ