258回点盛り
あやの 赤ペンを走らす教師フリージア 利◎恵○美◎義 職員室の採点てとこでしょう、うまい 飼鳥に逢ひに来る鳥春浅し 利恵◎美 飼い鳥って何か、鶏みたいだし、会いに来るがね 流鏑馬に歓声嘆声山笑ふ 利義◎ 釣人の横にむすびと花菜漬 利○美○ 鳩サブレ手土産にせむ実朝忌 利 美子 仮縫ひの待針ちくと春浅し あ◎義○ 男と女の仮縫いの違いかね 客揃ふまでと薦めて花菜漬 利○雨恵 これあります、って感じね、呑兵衛にはたまらない フリージア雑念の身の寄せ処 利雨 なんだかねー 雄々しきうねりも砕け実朝忌 義 どうだか、ともかく調子が悪い 枝先に荒ぶる雀風光る 雨 荒ぶる?荒々しく餌をついばむというのをいいますか? 利孟 担ぎ女の手籠に提げてフリージア 恵美雨○ 雛売りの並べる幟実朝忌 雨◎ 冷え飯と残りの汁と花菜漬 あ○ 渡り漁夫郷里の自慢の塗の箸 あ 島民は無料の渡船春浅し 義春 朝東風や地物溢るゝ魚市場 利◎ 地の物と漠とするより 実朝忌由比には今朝も小舟居り 利○恵 由比は由比ヶ浜とは違います、今日もは余分 春浅し山の湖浮子の先 利 浮子の先がどうしなのかね 東山にて友と呑み花菜漬 東山、イメージ沸かない フリージア玄関壁に差す朝日 恵一 春浅し質屋にならぶ腕時計 利○美 友とゐて酔ひ早まりぬ花菜漬 義 雲間より星瞬きぬフリージア 利 瞬きぬと強すぎるのでは 大銀杏ひこばえ青くけぶり立つ 利 公卿の銀杏でしょうね 鎌倉の海に夕日や実朝忌 利 海に夕日やというのは平板、なにか一節を見つけて欲しい 武甲 るるぶ誌を手に途中下車実朝忌 利あ るるぶはるるぶでしょう 笑みを分けフリージア配る島娘 利○ 軌条ごと消え入る列車春の霧 利 春は霞秋は霧と使い分けるようです 春浅し赤福持参の見舞客 利 そうね、赤福で見舞いってどうかというのもあるけど、いろんな見舞いがあるし ロッカーにリボンの小箱バレンタインデー 在りそうな話だが、我々世代の話では無かろう 雨竜 江ノ島は山よりかすむ実朝忌 利あ 山が丹沢山系や箱根ってのはおかしいやね 花菜漬蕾一箸こぼれけり 利 蕾って言っても椿なんかとは違う房になったという感じだからね 切花のフリージアの匂ひまだ寒し 利 まだ寒し」は余寒などという季語がある 遊歩道春の夕暮れ行き止まり 利 分かるようにね 春浅し越し来しゆかし森地蔵 森の中のお地蔵さんならそう書かなければ、短く言うために勝手な言葉を作ってはいけません 比呂四 二の鳥居遠くに見えて実朝忌 利 ちとわかりウライか バレンタイン添付ファイルで届くチョコ 利 真っ先に色づく庭のフリージア 利 春浅し瀟洒な家の音楽会 こういうのはありますけどね