262回点盛り
あや乃
仕立屋の重きアイロン額の花 利雨○義○恵◎
面白いね、仕立屋のアイロンてあんまり目立たないんだが
白靴のをとこを拾ひバス去りぬ 利恵○雨
埃が立ってたり、ボンネットバスだったり雰囲気がある
ならび立つ誰もいとほし御来迎 利○恵
学園の裏はさと山栗の花 利義
日付箋に廻る追憶梅酒瓶
日付箋が古くなったとかだけでよいのでは
武甲
御来迎樹海は未だ覚めやらず 利◎
良いね
湯上がりの髪生乾き冷梅酒 利○
洗い髪って夏の季語だけどまあ
栗の花吹き出し笑ふ木立かな
これはちょっとどうか
研ぎ澄ます巡視の五感梅雨出水
悪くない
黒南風や防災無線の仮放送
なんていうんだろうね、仮ではなさそう
恵一
栗の花匂ふや父の病みをれば 利○阿◎雨
梅雨時の雰囲気、病院の匂いなど
金魚売艶めく声や路地に入る 利◎阿
白靴を試して履けり爪立ちて 利阿
確かに動詞が多いから、上手に名詞化するとか、するのは大切、動詞一つに主語一つという基本の対応から、動詞は複数では使うと焦点がぼけるということなんだが、こういうのは嬉しくないがありです
図らずも掌を合はせけり御来迎
図らずもはいかんでしょう
梅酒壜底の砂糖を掬ひ舐む
なにやら汚い感じだね
義春
万歳の声天空に御来迎 利阿
素直ですね
女学生梅酒一滴酔ひにけり 利恵
一滴にはさすがに酔いませんでしょう
ワんオンのグリーンまわり栗の花 利恵
白靴のスタートライン徒競走
白靴って子供の普段にはくズック靴では季語として働かない
麗人の内に妖気あり罌粟の花
雨竜
目出度き日梅酒の埃を払いけり 利阿○
梅酒って言うとなんとかの祝いってあればこれでよいのだが、めでたい日を具体的に入った方が良かろう
夏来るや人の歩幅の中にあり 利○
歩幅に夏がというのがいいんでないかな
駆け巡る山野に子等の白き靴
白い靴と子供しか残ってないが、白靴って季語はこういうことでs
霧に座すいつまで待たん後来迎
いつまでってわかってる話でしょ、
道なかば追い廻されて栗の花
分かりかねます
利孟
毬と化すでもなく細く栗の花 義◎
青梅の瓶の新たに梅酒棚 雨◎
陰干しの白靴に塗り白き墨
胸元を照らすぬくさや御来光
岩燕ビルの高みを遊び場に
東京のビルの高見にツバメが群れ飛んでるんです、ほんとに