278回点盛り
利孟
葦の花ルアー投げては手繰りては 比◎恵○
曼珠沙華畦へと飛火して盛る あ義○
石窯に素手で貼るナン爽やかに 恵◎
流れ星鳴りて間遠き鹿嚇し
猛き歯をむいて息づき子持鮎
雨竜
秋茜金物職人の肩とまる 利○義
どんな職人の仕事ぶりかが分かんないんだけど
落鮎や青き流れの香かな 利あ○
や、かなはダメって話は何度もしてます、名人以外は・・
透き通る湖の帆影や蘆の花 利○比
流れ星袖すり合うも多生の縁 利比○
褒めるとこんな句ばかり安直に作ることになっても困るんだが、たまには息抜きの句として良いでしょう
秋の空雲は自在に形生む
恵一
流星や埴輪の並び立つ丘に 利○義◎
や・・>に というふうには切れないでしょう
爽やかに政治の壺の花一輪 利義あ
花一輪がどうもです
校舎より発声練習秋涼し 利比
校舎よりって当たり前すぎて面白くない
蘆の花揺るるゆふぐれ鳥立てり
鳥が立つのとべつなんだというんでしょうが、くさい
落鮎や磧に投ぐるブーメラン
ブーメランが唐突で二物衝撃といいながら衝撃的すぎる
比呂志
黒々と水面ざわめき下り鮎 利◎恵
そんな風になるのかちょっと疑問だけど
水郷の櫓舟に揺られ蘆の花 利○
水郷のがうるさいけど
爽やかや釣堀に糸垂らしをり
煌めきし星座切り裂き流れ星
他愛なき夫婦の会話夜長かな
義春
爽やかや鎮守へ延びる畦の道 利あ◎
畦道というが、畦の道はないだろう、ましてや祠じゃない、鎮守様なら細くても参道があるもんだ
湖に映す廃墟ホテルや蘆の花
琵琶湖にこんな建設中断したホテルがあったんですよね
秋晴れや岩場を下る風の音
切る話ではなさそうです
秋の鮎木曽一年の美味さかな
木曽の川に登って育って美味さを増したってことだろうが、そう読むのは難しい
大に寝て見遣る流星大宇宙
大に寝るってどうでしょうか
あやの
爽やかや貸し傘赤き美術館 利恵比
爽やかで貸し傘ってことはないでしょう
肩ぶつけ見上ぐ兄弟流れ星 利○
鳥の声追ふ蘆原や落暉燃ゆ
風の音沁みる暮色の大花野
雰囲気出しすぎの言葉尽くし
落鮎の早瀬の空の雲も疾し
どう文章解析すればよいのか?
武甲
在りし日の渡しの名残芦の花 利恵
息合わす夫婦の絆稲を刈る
まあ、震災被災地とか思ってるんだろうが、どうもいけません
落ち鮎の逸品に打つ舌鼓
逸品にはいかんでしょう
流星や夜半の窓の薄明かり
薄明かりが窓の明り、それとも流れ星が映った?