280回点盛り
利孟
破蓮の池や羅宇屋の蒸気笛 竜◎恵
波音の遠き日溜まり野水仙 恵◯
野水仙大仏裏へ谷戸の道 比◯
羽子板市十八代目の紅の隈
火を注いで客の入れ替へ鮟鱇鍋
鮟鱇鍋ではいけませんか?、厳密にはそうなりますね
比呂志
鮟鱇の肝を見せつつ捌きけり 利◯恵◎義◯
澄みし夜の焼芋売りのしゃがれ声 利◯竜
客寄せの風刺の羽子板市の店
破蓮沈むことなく黒ずめり
水仙畠間近に聳え富士の山
真近に聳えるってほどですかね?
雨竜
羽子板市勧進帳の見せ場かな 利比◎
見せ場ってそんな絵は難しいでしょう
敗荷の九段の城を守りけり 利◯義
九段の城が宮城をさすか?だが・・・
水仙や娘白無垢預けし手 義◎
水仙、白無垢、手というキーワードからは花嫁の手を引いている、水仙の花が咲いているか飾られているかという景だが、句になったら、質屋に白無垢を預けた生活苦の嫁さんとなるんだけど
きりきりと暴れし枝の冬囲ひ 利義
きりきりが何をさすか?
鮟鱇の捌きし後のギョロ目かな
恵一
鮟鱇をさばけば腹に貝の殻 利◎比
ひとたびは路面にはづむ落葉かな 利義
ひとたびはてのがやけにぎらつく
水仙の播磨灘へとなだれをり 利竜
なだ、なだれのリフレインにしても一節に欠ける
ネオンの灯かがやく水面敗荷 利◯
羽子板市勘三郎の押絵かな
市と羽子板と季語をどう使い分けるか?結構難しいが、押絵までいわないといけないでしょうか?
武甲
いつもより長き鼻歌冬至風呂 利◯竜
半玉の加勢出でます羽子板市 竜◎
加勢出でます?
浜風に群れてあらがふ水仙花 利恵
肝談義ひとまず収め食む鮟鱇 利比
鮟鱇食う前にそんな白熱の議論するかな?
義春
敗荷や湖上の漁師顔の皺 利比
遠過ぎて皺が見えないでしょう
破顔なり羽子板市のメダリスト
小説の栞は小枝日向ぼこ
飾り棚座する鮟鱇睨み居り
飾り棚に座するて、変です
水仙や端役に徹し庭の隅
別にそこに植えられたので水仙が好んでそこにいるわけでもなし