290回点盛り
利孟
松手入れ梯子下りては眺めては 恵◎あ比
序破急の鉦を打ちづめ山車軋む 雨○
秋天や高野山の庫裡の煙抜き
仏飯の栗の二粒栗の飯
竜胆や一升瓶に買ふミルク
あやの
竜胆のあを閉ぢしまま供華の束 利義◎恵○
蝋石画仄かに白き十三夜 利◎恵
蝋石のキラキラ感まであってよいな
ダンスの輪くるくる回る秋天下 利義
一家みな揃ふ一日栗ごはん
一家て大方大した人数じゃ亡くなってる
半纏の藍やはらかに松手入
藍やわらか?
恵一
竜胆や烙印深き牛の腹 利○雨◎
神殿の列柱白し秋の空 利○比あ
法被着て栗飯売るや峡の駅 利義比
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稲妻の雲渡りゆくエーゲ海
エーゲ海が上句に来る方が広々しませんか?
ヘルメット三つ光れり松手入
比呂志
竜胆や名脇役といふ役者 利あ◎
大粒を飾りに添ヘて栗御飯 利恵雨
穏やかな志野のうす紅秋の空 利恵
秋風やがたつく旧家の窓ガラス
秋風ってそんなに強いイメージは無いな
おほらかに広がる空や松手入れ
義春
松手入れ自慢の煙管ぽんと打ち 利雨あ○比○
まあ、煙草吸いながらて訳にはいかないし
竜胆や馬の鼻先草千里 利あ
朝寒や澄みし青空深呼吸
栗飯や炊けて御隣お裾分け
体力のてすと跳躍秋の空
雨竜
栗飯の湯気の高さに母の声 比◎
よう分からん
濃竜胆名人戦を見つめけり 義○
松手入れ故郷訛りの庭師かな
訛はやめよう
満月の海より五寸の重さかな
秋の空遮るものは何もなし