第405回点盛り
利孟 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
白鷺の首振り喉に魚落とす | 恵○雨◎比○ | 確かに落とし込んでいくという光景が:恵/飲み込み終わった瞬間を見る:雨/鵜飼なども、喉元がよく見える:比 |
| 夏至の夜や喉震はせて唄ふファド | 恵◎あ | リスボンの街角、酒場での哀愁が:恵/臭く暗いイメージのファドながら、夏至を盛大に祝うポルトガルとファドをもってきた意外性のある一句に、想像が膨らませられました:あ |
| 竹落葉線香の炎を吹き消して | あ○ | 吹き消してはいけないものと教えられておりまして:比/音もなく降り敷く竹の葉に漂う線香の香りに幽玄な景色が広がります:あ |
| ペンダント揺る胸元へ吹くトワレ | | |
| お祓ひを受け先競ひ山開き | | 月並み:比/ |
| 比呂志 | | |
| 香水を選びて鼻が馬鹿になり | 利あ | バカになってはロマンがないでしょう/香水の色艶を一切排した率直な朗らかさが、梅雨の季節の一服の活力剤に:あ |
| 山小屋の荷の運ばれて山開き | 利○虚◎ | 事前に上げちゃうんだろうが:虚/ |
| 白鷺の風を躱して佇めり | 利◎恵雨 | 受け流しみたいな、躱すのは積極的すぎる/風が吹いても動かないのを躱してが上手い:恵/躱すが上手い、動かずに動く:雨/ |
| 夏至の日や鍬の捗る農作業 | 利雨 | 日が永いからというのでは理屈でしょうね/一番日の永いときに農作業が一生懸命:雨/ |
| ざわめきに太刀の一筋竹落葉 | 利虚 | ザハにはならないんだね、/ざわめきと一筋の対比が:虚/ |
| 恵一 | | |
| 巫女化粧香水すこし耳たぶに | 利◎虚○雨○ | 巫女さんはあまりしないと思うんだが身だしなみで:虚/売店の巫女さんをイメージして、やわらかいかなと:雨/ |
| トラクターのうしろ白鷺したがひ来 | 利○あ | 古来詠まれている白鷺と現代の重機の原色が、瑞々しい緑一色の風景の点景として詩情を醸しています:あ |
| 山開きホルンの響き高らかに | 利○虚 | 日本にもあるなと:虚/ |
| 竹落葉するり滑りて水の上 | 利雨 | ふわふわをするり滑るが面白い:雨/ |
| 夏至の日の海峡渡る軍馬かな | 比 | 泳いでる?/対馬かあっちの方か、難しいけど:比 |
| 雨竜 | | |
| 五合目の焼印押して山開き | 利○虚比◎ | そうだなあ:恵/山開きのホルン、お祓いなどあるけど、これは視線が新鮮:比 |
| 夏至の日の朝日を浴びて禊かな | 利恵 | 朝の禊ってだけならつまらん/信仰で清々しい:恵 |
| 立ち尽くす白鷺天を睨みけり | 利○ | |
| 日傘指す陰に香水隠れたり | | 日傘はダメ、傘は指ささない |
| 竹落葉黄緑色の土の塊 | | |
| 虚承 | | |
| 香水やメディチ家姫の輿入れに | 利○あ◎ | つきすぎの感じ:比/カテリーナの膨大な荷の中、初めてフランスにもたらされた香水はさぞ贅沢な容器でどんな香りであったかと、:あ |
| 半坪の店に明かりや竹落葉 | 利恵比 | 半坪の店ですか?、畳一枚でなにができますかね?/半坪の小店に:恵/如何にも狭い売店、:比 |
| 夏至の夜やワイン夫婦でおかはりし | 利比 | なんとなく秋にありそうだが良い雰囲気:比/ |
| 山開き警戒3を維持のまま | | 火山情報かなんかだろうが、そこに詩はアルンカ? |
| 白鷺や一路栄華と宮参り(中国故事) | | 分からない |
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