第434回四天句会
令和7年11月11日 Zoom句会
   
兼題 冬支度 白菜 七五三
席題 天高し

多聞庵好みナスカ地上絵縫い取り帯

  利孟  
渋柿に安焼酎の霧吹いて  
山積みの白菜ママチャリの子供椅子  
足継いで登る石段七五三  
灯油屋のタンク点検冬用意  
電線の無くて銀座の天高し  

  恵一  
コンドルの地上絵ナスカの天高し  
猿山のヒーター修理冬支度  
白菜を鳥むしるごと剥がしけり  
両親にぶらさがりゆく七五三  
七五三新のジャケット半ズボン  

  虚承  
冬支度方三尺の室清め  
王羲之の墨摺る手元夜学の灯  
ぶら下がり揺れて蓑虫眠りをり  
スタジオに家族でチーズ七五三  
痺れくる白菜持つ手入れ替へて  

  義春  
白菜を軒まで積みて韓の家  
合唱に杖突く人も文化の日  
七五三祖父母四人に親二人  
天高し怒号飛び交ふ棒倒し  
冬支度揺れる脚立を妻見上げ  

  あやの  
樟脳の匂ふ茶箱や冬支度  
秋惜しむ信州味噌と諏訪の酒  
白菜や昨日は炒め今日は煮て  
髪解く間もなき熟寝七五三  
天高し庭に並べて小人像  

  雨竜  
天髙し百年刻む時計台  
両親の腕のブランコ七五三  
塩漬けに白菜四つ割り柚子の皮  
銀杏並木空の涯へと一直線  
たつぷりの襞のカーテン冬支度