第437回点盛り

利孟
寒鯉を釣り上げ重き背負ひ籠 虚◎雨○
大きな鯉を背負い籠にの重さ:恵/丸々太った鯉を苦心して釣り上げて・・:雨/
鬼打ちの豆におまけの鬼の面
春の雪積みものの芽の深眠り
春からは通ふ道とも大受験
寒晴れのアルプスを背に日章旗
義春
大受験終へ硬直の腕ほぐす 利○恵○雨
終わって凝った:恵/受験勉強中の腕を和らげる:雨
節分や成田屋気取りに豆を撒き 利○虚◎
寒鯉を桶に持ち出し佐久の宿 利あ虚
いかにも美味しそう:あ
寒晴や真白き富士に舞ふ天女 利恵
そんな気のする、古い日本の景:恵
梅咲くやお不動様の頬緩み
不動明王と固くすると緩められない
虚承
(佐久にて寒晴れや家族総出で干す豆腐 利◎あ◎義
凍み豆腐ね、寒天とか今は昔の風景かも/高野豆腐を家族作業での風景が:義/凍豆腐の滋味が静かに伝わって来ます:あ
春の夜を墨汁の香が蘭亭序 義◎
蘭亭序が余分だね、墨汁てのも不粋/春になると何かやろうという気力が湧いてくる夜:義/
日本史は漫画に学び大受験 利あ
覚える>ヤ行/現実に多そうな:あ
寒の鯉身じろぎせず生きてをり
節分やLINEで孫は福はうち
ラインはLINE、絵文字か、ビデオ通話か何かだろうがイミフ、いわゆる孫俳句は通常はアウト/今時の雰囲気ではありそうで:雨/
恵一
大試験すみて二日を眠りけり 利あ虚○
達成感の熟睡:あ
節分や帰宅の父は鬼の役 あ○虚雨
鬼の家族なの?/お父さんだろうが、:雨/描写が楽しくリズム感あり:あ
寒鯉の泥の中なる眠りかな 利◎
号令に伏せるシェパード草萌ゆる 利○
いつもの語順の混乱、草萌と伏せのシェパードの取り合わせは絶妙
寒晴や櫓太鼓の音高く
太鼓を叩くというときには叩き方が焦点です、
あやの
節分やまじなひほどに豆を噛み 利○恵
あまり大げさに撒かない:恵/
寒日和けんけん相撲不意をつき 雨◎
だしぬけ?、/寒さしのぎに遊ぶ:雨
耳奥に鉛筆の音大試験 利恵
カリカリ耳に気になる:恵
寒鯉の鮒を散らして釣られけり
釣堀だね
春浅し白湯に檸檬を一絞り
雨竜
寒鯉の生簀の底にある日射し 利○義○
透明な生け簀に太った鯉:義/
節分会豆撒く声を拾ひ合ひ
千年を生きし杉の木寒晴るる
光めく枝は幾重に冬の空
光りめく?/葉の落ちた枝を通した光を光った枝と:義/
鉢の花庭に出しやり受験終ふ
鉢の花、花の鉢どう使う、/試験が終わりホッとして春めいてきて:義/