3月のもう一言
誇り顔多量の芹を摘みし子ら 子供らの背を反らし抱く芹の籠」の様に景を報告するのではなく景を見えるように描くことが俳句の写生です 羊追ふ笛の響きや草青む 羊呼ぶ犬笛」というややこしさは事実であるかにかかわらず理解が難しいです 胸反らし飲み干す水や春二番 真水一気に春二番」と一二を意識したのだろうが、水を一気にはあっても「真水」を飲むという言い方はないです 笑ひ顔作り見送る花の冷え むりやりに笑い」は随分と深刻です あたたかや火噴くピエロの赤ズボン 大道芸の赤ズボン」では、行為がズボンをはくことになりませんか? |