2月のもう一言
| |
昭雄 | |
陽を拝む節くれの手に冬帽子 | |
持ってたことに意味は無い | |
竜の玉丈三寸の石仏 | |
啓蟄やビニールハウスにある小窓 | |
燠となる炭の厳し余寒なほ | |
炭は冬、燠がかっちりしているてのは感覚悪くないか? | |
春疾風浮子がよめぬと釣師嘆く | |
永子 | |
杉参道昏し余寒の石畳 | |
杜深し垂り雪積む狛の背 | |
頬に触る風やわらかき春の航 | |
木洩れ日に瑠璃のつや増す竜の玉 | |
木洩れ日って、宗匠の感覚は夏なんだ、だからパス | |
大根引く馴れぬ手で押す猫車 | |
体言切れですといくらかましになります | |
ともこ | |
余寒なほ鍋を鳴らして茹で卵 | |
薄紙を解けばほほえむ室の花 | |
解くが重なるけど | |
鐘楼の袴石積み龍の玉 | |
いろは坂牙を剥きたる崖氷柱 | |
龍の玉タイムカプセル眠る場 | |
場で「ニワ」はないね、タイムカプセルは特殊すぎて | |
比呂 | |
凍滝や跳ね一滴も許すまじ | |
担送車の塞ぐ入口余寒なほ | |
語尾強き下野ことば太氷柱 | |
つよくないんでは? | |
籾殻に埋めし卵寒見舞い | |
昔はね、烏骨鶏の卵?なるほど | |
春泥や寺境内の蚤の市 | |
ぬかるみに筵を引いたりしてね | |
芳子 | |
道場の余寒の床を磨き上ぐ | |
通さるる長回廊や竜の玉 | |
肩寄せるベンチに日差しあふれ来し | |
いくらなんでも、季語がナイトね | |
猫の恋影絵の鳥の羽ばたける | |
猫なの鳥なの? | |
水仙や玉砂利響く散策路 | |
良人 | |
佐渡隠れ吹雪の沖に白波立つ | |
遠山の稜線迫る余寒かな | |
いつものパターンだ | |
新幹線待つホームに余寒あり | |
中七は音を大切に | |
ビル影を辻風の行く余寒かな | |
昃れば垣根に光る龍の玉 | |
幸子 | |
焔の中に達磨往生どんど焼き | |
ある句だろうけど | |
大喜利の果てて余寒の街へ出づ | |
黒々に田を潤して雪解水 | |
そういうものです | |
久の雨草の間の青竜の玉 | |
久の雨?、三句切れ | |
雪解けや岩間伝ひの細水 | |
さざれみず、ふーん | |
美代 | |
紐を解きうす紙解きて雛飾 | |
雛飾、と雛飾るは違うんです | |
巫女の掃く箒偏り龍の髭 | |
掃く箒ってのもおかしいか、 | |
罅なりに崩し寒餅晒しけり | |
強張りし踵いたはる余寒かな | |
雨上がり古葉のぞける花万作 | |
万作は古葉いつまでもあるけどね | |
憲巳 | |
余寒かな母の上着に猫の入る | |
主無き空家の庭は龍の玉 | |
主がいないから空家なの | |
枡酒の縁の硬さや忘れ雪 | |
余寒かな指痛くなるマイバッグ | |
> | |
大八溝霞にかすみ辞する時 | |
辞するとき?? | |
登美子 | |
春近し登校児の列乱れがち | |
板前の休憩煙草竜の玉 | |
休憩煙草?ふーん | |
物を干す爪先にあり竜の玉 | |
老木の裾に根を置く竜の玉 | |
あたりまえだね | |
竜の玉分想応に拡がりぬ | |
竜の玉の分相応ってのは? | |
敬子 | |
紙漉きに労りの湯気手風呂より | |
手風呂という紙漉きの道具を見つけたのは手柄 | |
四国三郎舫ひの舟に余寒かな | |
盛り上がるリハビリダンス梅二月 | |
リハビリダンスが、どう盛り上がったの?パッとしない感じ | |
裏木戸に祖父いとおしむ竜の玉 | |
竜の玉をですか?分かりませぬ | |
友訪へば軒にあかるし迎春花 | |
信子 | |
関東にどか雪うわうさわうかな | |
うわうさわうが面白かったのか? | |
春荒れに郵便の束届けらる | |
昼過ぎて本降りとなる龍の玉 | |
釦かがるだけの手仕事別れ霜 | |
セラピー犬役終えて臥す余寒かな | |
鴻 | |
蘖の野山を駆ける子犬かな | |
ドライブや蕗の薹あり道の駅 | |
竜の玉紙鉄砲の弾丸となす | |
それは、竜玉鉄砲、紙鉄砲は紙を、きびがら鉄砲はきびからを使うのです、同じものですが | |
農作業下着重ねる余寒かな | |
黙々と老爺終日畑打つ | |
志保也 | |
余寒とて家路を急ぐ水月夜 | |
水月夜?、日本語を使うべし | |
光差し余寒の水面春隣 | |
余寒、春隣は季語、水面は普通には「みなも」、「すいめん」としか連衆が読まないと思ったら、それは甘く見てるよ | |
童遊竜の玉や今昔 | |
こういう、自分でしか分からない言葉を作っても誰も分かりません | |
通り過ぎ竜の玉か路地裏に | |
ふと、が俳句のきっかけなのです | |
余寒かや雲は薄しも白い息 | |
余寒、白息、薄しもというのは活用としておかしい | |
利孟 | |
飛石の隙にこぼれて竜の玉 | |
余寒なほ噛んでほぐせる筆の先 | |
輪ゴムかけ包む弁当春浅し | |
御朱印帖拝み仕舞ひに老遍路 | |
戦闘帽のセピアの写真利休の忌 | |