7月のもう一言
| 良人 | |
| 夏の雲池塘に影の収まらず | |
| これいいよ | |
| 闇に浮く白き川波夕河鹿 | |
| 途切れ無き瀬音と競う河鹿かな | |
| 瀬音より節流れ来る河鹿笛 | |
| 銀翼の機影のみ込む夏の雲 | |
| 恵子 | |
| 遠河鹿月面の海の静かなり | |
| すごいところに目が行ったね、うまい | |
| 展覧会扇子忙しき歩みかな | |
| 展覧会だと、あたふたという感じはない、展示会なら商売がらみというのもあるから不自然でない | |
| 夏の雲喉鳴らし呑む渓の水 | |
| 当たり前すぎてあまい | |
| 河鹿笛聴ひて飲み干す渓の水 | |
| そう渓の水ばかり飲んでてもね | |
| どこまでも続け豆畑夏の雲 | |
| 続けというのは願望、命令? | |
| 昭雄 | |
| 奥白根山傾けて飲む石清水 | |
| 奥白根特有の物ではないでしょ、う | |
| 夏の雲七戸の邑の手打ち蕎麦 | |
| 七戸しかない村の名物の手打ち蕎麦ということをわからせるにはどうするか | |
| 河鹿笛独り占めなる露天風呂 | |
| よくある、なるだと客観的、してだと作者の意識がはっきりする | |
| 街騒を遁れて睡る河鹿宿 | |
| 睡るのが宿になりかねない | |
| 河鹿笛匂ふが如き喉仏 | |
| 河鹿の喉仏が匂うがごとくですか?、ごとくを使わず表現を工夫できれば抜けられるかも | |
| ともこ | |
| 夏雲の湧けり写楽の大首絵 | |
| 城蹟に地震の傷跡額の花 | |
| 城蹟だとイメージが具体化しずらい | |
| 野花挿すガラスの花瓶卓涼し | |
| 野花という言葉はあるが落ち着かない、ガラスの花瓶てのも、うるさい感じ | |
| 野を渡る風のにほひの扇子選る | |
| ふむ、そんなことがあるかいな、扇子の香りってそうは違わないもんだと思うが、嘘もはいくだわな | |
| 河鹿笛風の細波の露天風呂 | |
| 比呂 | |
| 薙ぎし草もて拭ひたる鎌夕河鹿 | |
| 転がりて睡る嬰児や釣忍 | |
| 笹舟の小堰に解け左千夫の忌 | |
| 巧みですね− | |
| 前頭葉子に傾げ抜け茅の輪かな | |
| アルプスてふ観覧席や夏の雲 | |
| アルプススタンドというだけのことか、なんともつまらん | |
| 美代 | |
| 実桜や群の目配り猿の長 | |
| 吊り橋や淵の色なすかじか笛 | |
| 色なす?? | |
| 療西日病んで幼き姉を見る | |
| 意味不明、自分はどこにいる | |
| 船溜り帆柱あやなす夏の雲 | |
| あやなすのが雲か帆柱か、みえてこない | |
| 貴婦人てふ樺の一樹夏きざす | |
| すぎなみきでは分かるよ、だけど知ってるよというだけみたいで、もっと切り込まないと | |
| 聖子 | |
| 遠まはりして聞く河鹿笛足濡らし | |
| 足濡らしはいらないだろうが | |
| 野良着似合ふ若き日の母河鹿笛 | |
| 似合うというと、お百姓ではない町の女性でしょう、写真でもあったのですか | |
| 水呑みて胸まで濡らす夏の雲 | |
| 畝の間に膝つき藷を差しにけり | |
| 故郷へ夜も流るる夏の雲 | |
| なるほど、面白いと思うしするのだが、どうしても夜の夏の雲はすっきりしすぎていて、夏の雲らしくない | |
| 一構 | |
| 法螺貝の響く頂き夏の雲 | |
| 修験者の山入りの感じだと思うのです、頂きでだとアルペンホルンとか奈良分かるのだが | |
| 屋根にまだ青きシートや夏の雲 | |
| 時事句は弱いね | |
| 夏の雲鎖を頼り頂へ | |
| 原句では只ごと | |
| 子は嬉々と庭の撒水虹の浮く | |
| 夏雲や松一本の防風林 | |
| 津波で枯れ残った松が一本て、分からないよね | |
| 鴻 | |
| 瀬の音もまじりて細き河鹿笛 | |
| 葉裏にも光透かして蛍の灯 | |
| 時間のみ無意に過ぎゆく酷暑かな | |
| 夏雲の峰を飛び行くヘリ一機 | |
| 一機とか、一つとか、数は自ずから意味のある物でなければならない | |
| 夕明りおちこちに揺れ蛍の夜 | |
| 夕明かりが揺れてるんじゃ蛍が引き立たない | |
| 於した | |
| 町並に掴まり立ちし夏の雲 | |
| 掴まり立ちが面白いが、夏の雲はどうか | |
| 終戦を知らせるラジオ夏の雲 | |
| テレビドラマの一場面か?、何を言うのか?? | |
| 夫婦とて趣味それぞれの河鹿宿 | |
| ごもっとも、ながら河鹿宿に二人となるとそれぞれでもないように感じられるが | |
| 河鹿笛聞きたし峡の旅なれば | |
| 聞こえてないのね、季語性が薄くなりますね | |
| 夏の雲群るる如よく立つ日なり | |
| らしく聞こえるけど、どうしたものか | |
| 敬子 | |
| ランプ吊る宿の軒陰河鹿鳴き | |
| 軒陰かより、ランプの宿が言えればよいのでは | |
| マッサージ百合咲く窓辺手際よく | |
| マッサージと手際よくが離れすぎでしょ | |
| 代替りの里の洋館薔薇の門 | |
| 里の洋館なんてことは誰にも見えてこない | |
| 夏雲の崩れ駆け込む道の駅 | |
| 雨が降りそうだからというだけ、道の駅に意味があるか | |
| 蔵の街梅雨明けの月美しく | |
| 確かにそうでしょ、だから俳句にするんですよね | |
| 健 | |
| 夏の雲小さな雲も引きつれて | |
| 小さな雲もというと、大きな雲もであり、夏の雲は中くらい?となるか | |
| 吹き晴れて躍動してる夏の雲 | |
| 躍動してるはちょっと甘いでしょう | |
| ハーモニー瀬音にまじる河鹿かな | |
| こうしてもどうにもね | |
| 三つ色や河鹿の音色白に灰 | |
| 塩田流だが、音色という一色と河鹿の白と灰色の三色というのは句の体をなさないでしょう | |
| 放射能空まで届く夏の雲 | |
| 何となく分かるけど、情緒は無いね | |
| 郁子 | |
| 夏の雲牛馬放ち草千里 | |
| 放ち、放つどうでも良いようだが、本当は放たれている状態を詠みたい | |
| 百幹の竹の匂へる涼しさよ | |
| 光と風よ睡蓮の池波立てり | |
| 注目を集めるが、すぎなみきでは採らないな | |
| 登るほど瀬音にまさる河鹿笛 | |
| 登る程とは?わかるようだが、河鹿もそうは群れないし | |
| 奥日光木霊返しにほととぎす | |
| 奥日光が利いてない、ホトトギスってあんまり木霊するってイメージがない、直接くる感じで | |
| 利孟 | |
| 明易しペンにインクを吸い上げて | |
| ビルの隙埋め東京の夏の雲 | |
| 無き風にもつれのほぐれからすうり | |
| 夏の雲泥で継ぎする登り窯 | |
| 腹さすり母となるらし白日傘 | |