8月のもう一言
利孟 |
酔ひどれの花をこぼして酔芙蓉 |
白木槿夜来の雨を光らせて |
雲の湧く地平の遠く秋立つ日 |
捕らへれば風の重さの蝉の殻 |
軽くてカラカラのその通りか:木/風の重さに感動:み |
鳴き出すに和して掛け合ひ法師蝉 |
比呂 |
炎帝の欠伸の涙日照り雨 |
/取りはぐれた:石 |
目薬師に寄り目の絵馬やすいつちよん |
目薬師がどこかにあるのね、メグスリと読んではてなだった |
秋立つや古地図に父祖の旧番地 |
底紅や男のすなる眉化粧 |
なるほど |
鳥帰る天の扉(とぼそ)を抜け帰る |
カエルカエルのリフレインが聞いていない |
英郷 |
浮雲や移ろう時は木槿よう |
ムクゲ花歩荷に出会ひ口遊む |
歩荷の唄なんてのがあれば口ずさめようが、口ずさむのは作者だから |
立秋やオリ・パラに識るリジリエンス |
リジリエンス(回復力)が見えてこない |
秋立ちて併発三個の嵐妖し |
なんであやしいのかは分かりませんけど |
秋立ちや球界ともに金が舞ふ |
秋立ちとか、金とかふざけてない? |
昭雄 |
ジョギングの先頭今朝は鬼やんま |
ヤンマって同じ所を巡回するのね、先頭って集団でジョギング?、昨日の朝はなにが前を行ったの? |
赤牛も黒牛も鳴く那須の秋 |
黒磯の牧場で牛に殺されたという事件があって、思い出した:堀 |
先生も園児の視線軒燕 |
和やかな雰囲気:石 |
生意気と言われし頃や桑実食ふ |
生意気盛りとかは、もう喰わないんだろう、桑いちご、どどめなども |
口喧嘩どちらも折れず青胡桃 |
聖子 |
秋立つや還暦にして恋の夢 |
悪くないかな |
白木槿工場裏の道祖神 |
道祖神が工場裏では見えない |
雲過る青一色の今朝の秋 |
どの店も入る度除菌ソーダ水 |
ソーダ水で除菌するのかと思った |
帰路急ぐ兆して暗む夕立雲 |
良人 |
秋立つや肌に優しき瀬のしぶき |
肌って全身浴のお化粧じゃ無いから |
秋立つや風にお堀の草揺れり |
ハイウエイ路肩を埋める花木槿 |
秋立てり日光街道杉並木 |
いつでもだけど、まあ、秋は悪くないかも |
白木槿咲く生垣に日暮るる |
木槿は夕方じゃ無いでしょう |
信子 |
日の温み残る庭先実山椒 |
季節がぼんやりした感jがあるけど |
立秋の瀬音橋越え岩超えて |
なにやら出水みたいで |
夜のあはれ竹春のむら灯(ひとも)され |
あわれと言っちゃあおしまいでしょう |
抹茶の香竹の器に竹の春 |
竹の春が使いたいんだろうが |
花木槿一戸一戸に懸かる橋 |
家ごとに堀を渡る橋があるんだろうけどそういう特殊は発見では無い、門へと続く橋渡りとか、一戸のことで十分でしょう |
ミヨ |
百日紅村人斉く塩地僧 |
益子にあって、塩を運んだ人が倒れて、地蔵を建てた |
杉の闇鋸屑まみれの氷室守 |
木槿垣泣き声こぼる里帰り |
里帰りして懐かしい泣き声が聞こえてきた:栃/ |
夏暁や縮む老体深呼吸 |
送り盆風の苧殻火呆気なし |
季重なりだし |
美恵子 |
立秋や衝立隔ててAランチ |
三代で上る山寺木槿坂 |
上るのは坂でしょう |
立秋やオリンピアの灯の閉じて |
聖火台が閉じた? |
立秋やバーベル上がらぬ0時半 |
夜中のトレーニング?、ウェートリフティング競技なの |
大雨や夏鴉打つ影を打つ |
木瓜 |
秋来る東京五輪無事仕舞ふ |
オリンピックは紛争では無いから、何もいってないわね |
古希過ぎて先はまだまだ雪催 |
流石に雪催いはダメ、古希が話題になる句会でもなく |
てんぷらの油吸い取る新生姜 |
どういうこと? |
木槿咲く明日は明日の風が吹く |
まあそうだろうけど |
秋の風コロナウイルス吹き払へ |
まあね |