11月のもう一言
利孟 |
半畳に親子三代寄り炬燵 |
振舞ひの新蕎麦打たせ嫁自慢 |
銭湯の煙突煤け冬初め |
今はスーパー銭湯、毎晩ですが:良 |
手拭の手縫ひの袋新小豆 |
懐かしい感じだな:美 |
泥のまま塚なし積まれ落花生 |
比呂 |
小豆煮る鍋の側には猫といて |
「側には」なら「猫が」でしょうね日常の優しい、暖かさ:石/ほのぼのとして、猫を飼いたいが:雅 |
石も木も拝せば仏石蕗の花 |
草木国土悉皆成仏ってやつね |
ポインセチア交番いつも警邏中 |
すぎなみきではちとゆるめに詠んで下さい |
初冬や村の粗方縁つづき |
粗方ならこうでもありでしょう |
畦に咲くあまた小菊の百曲り |
百曲がり? |
信子 |
対峙せる城と月食夜半の冬 |
向き合いてとか |
引く豆の葉擦れの音のひもすがら |
出来誉めて丹波黒豆引く日和 |
日和に良い天気の意味もあるが、こういう使い方は中途半端 |
位置変へて壺落ち着かす冬はじめ |
行く秋や思ひ出動画選ぶAI |
面白いけど、横文字はどうかで:ミ |
良人 |
ダム落ちる水音静か冬はじめ |
ダムが落ちてしまうか、ダム落とす:比 |
畦に降る雨音のなし冬はじめ |
初冬の日向に多し花と虫 |
初冬に花が多いか? |
山城を囲む霞や冬はじめ |
霞が春、霧が秋、雲か靄だね/靄とかに移す:比 |
日の暮れの真赤な夕焼け冬あさし |
夕焼けは日暮れだし、夏だし |
美恵子 |
初冬や汽笛はグレーの空に消ゆ |
初冬の汽笛グレーの空に消ゆ:比 |
小豆選る世間話に花咲かせ |
蝕の写メ送り送られ冬の夜 |
蝕では来月には分からなくなる |
小豆練る祖母直伝の塩梅に |
直伝の塩梅?、具体的に |
初冬や山影は錆び空低し |
さび色の空とか、山影は面白いけど |
昭雄 |
校庭の蛇口空向く冬はじめ |
なんかあったな/夏っぽい:比 |
指入れて筵に均す新小豆 |
たいらかに・・:比/実感がこもっている感じ:雅 |
小豆煮る我八十の誕生日 |
冬の森旧知のごとく泉噴く |
泉、噴け井は夏 |
また不漁サンマ水上げ銚子港 |
ただのレポート、水揚げの様子を秋刀魚に:比 |
ミヨ |
粗莚ひと日畳みし小豆かな |
粗筵って小豆を干すときにはどんなですかね |
噴火砂利流れつく浜冬はじめ |
那須下し松千本の古墳塚 |
変換ミスか?/颪でしょう:比 |
小春日や空腹みたす一里塚 |
一里塚に茶店でもあるのか?、ちと状況把握に苦しみました/小春日に一里塚で休憩:木/空腹満たす?:比 |
胡桃はぜ茶うけの郷や母はなし |
亡くなったかどうか読者は関係ないから |
英郷 |
初冬に日本の誇りMVP |
時事的なものを俳句的に仕上げるのは難しい、川柳ですね |
冬ざるるメリトクラシーに耐えしかな |
冬めきて山並み静かに白き月 |
月は秋なので主役にしたくないのですが |
初冬の香りくるなり肉じゃがに |
ぐつぐつと炬燵の小豆香り来る |
雅枝 |
お手玉の中身しゃきしゃき小豆粒 |
季語性が:比/子供の頃を思い出して懐かしく:栃/表現の面白さ・・しゃきしゃきが:石 |
まるで海フロントガラスの鰯雲 |
良しとする人もいるでしょうが、ちょっと苦しい |
露地をゆく細き口笛冬初め |
路地、露地違うんですよ、辞書を自分の感覚で適当に詠んではいけません |
唇をすぼませて剥く青蜜柑 |
ふつうだし |
黄葉し君臨すなり大銀杏 |
〇〇銀杏君臨すは面白いが、黄葉ので足りるか? |
木瓜 |
あちちちち煮立ての小豆てのひらに |
郷ヒロミにありましたね |
沈黙の月食の夜や冬はじめ |
蛮族が月蝕に驚いてる?/月蝕の夜の表現は五月蝿い:比 |
湯ざめして皮一枚の剥がれ落つ |
気分は分かるけど、ちがうなあ |
息白き一体何をしてきたか |
老いてなほ捧ぐ勤労感謝の日 |
捧ぐ?:比 おいてなほ働く |