3月のもう一言

利孟
ピノキオの葉ごと喰らうて桜餅
大旦那寄進の大樹彼岸寺 比○ミ石
墓参りの頃のお寺で:石/大旦那ってのも:比
スイートピーほらとママへのプレゼント
土ふまず無き緑児の青き踏む 比○ミ
咲き満ちてゆるぶ葩鬱金香
生涯の病院通ひ養花天
指呼の間の還らぬ島や春霞 比○美ミ○石○
いろんな思いが:美/こんな処あったなあ:ミ/北海道旅行したときの北方領土のことを思い出す:石/春霞のもの悲しさ:比
信子
ビル街の社暮春の大鳥居 利☆
靖国でしょうが、二荒山かな
青き踏む年少組の声散らし 利○比美ミ
声散らす?/声チラシというのが如何にも遊んでいる:美/印象的な:ミ/
豌豆の花や十坪のほまち畑 利○比美ミ
春宵やしゃきしゃきと喰むセロリの香
花曇りつるり飲み込む桃ゼリー 比美
介護食後の桃ゼリーとかなら、ただ食べたってつるりはどんなゼリーでも良いしなんで桃??
葉ごと喰む塩の塩梅桜餅
奪還てふ投打精精天の春
なに?、WBC、高校野球
ミヨ
峠路の百穴墳の寝かな 利○
ちゃんとした投句を
鳥帰る岩場の寺の檜皮ぶ 利○比
檜皮葺きと屋根とでは状態と物の差がある畝
切り通し花三椏の機場跡 利○比美石
場所、場所/切り通しからどう繋がるか:石/
堀割の個個の石橋 雛の家 利○比
あいそめの春日に晒す針子張 利比
鼻支ふ強飯式の三仏堂
三仏堂なんて分からないでしょう、平身し受ける大椀
杭つかむ花豌豆のそこ力 利美○
春の躍動感がある:美/豌豆も作っているが底力がどうかなと:石/
青き踏むにぎり飯食ぶ1里塚 利石
踏んだり食べたりは忙しい
比呂
反り返る嬰の反抗初つばめ 利○美石
反抗を詠むか、子をむか
噂話の尾鰭端ひれや木瓜の花
オヒレハヒレと最近の言い方らしいが、ハヒレは?
悪口は直ぐに覚ゆ児豆の花 利ミ
悪口?
いそいそと回る木馬や春の風 利ミ
しかじかと電車待ちをリ花ぐもり
しかじかの理由で駅で電車待ちってこと?
踏青や園児らの来て踏みしだく
踏青と踏みしだくってきつさはバランス悪いでしょう
お隣の嫁は十九や桜餅
隣の嫁っていうだけで下世話な感じのうわさばなしだな
美恵子
青き踏む指でなぞりて異動記事 利比石
青き踏むでは、弁当の新聞包みを拡げて異動記事が目に止まったて感じ/中下句は良いのだが、青き踏むがどうかなあ:石
箪笥奥香水出でし花えんどう
花豌豆と箪笥では遠すぎるでしょう、香水は夏ですけど
風光るスコート揺れて球返り 利比
動詞が多いんだな、テニスなんだろうけど/球返りがどうか:石/
花曇りライブで臨む学位記授与 利比石
リモート、ライブの話はすぐに褪せて分からなくなります
二分咲きの枝垂れ桜に雨落ちる