5月のもう一言
利孟 | |
捨て畑の隅の一畝茎立てり | 比石○美○ |
何気ないところに目が行って良い:石/休耕の畑の自宅用の一畝二畝が薹闌けて:美 | |
麦笛や背ナの隠れるランドセル | 比石ミ○美 |
隠れるがどうかだろうが、可愛らしい、背ナ一杯の:石/季節的にも、低学年の子の可愛らしさが印象的で:ミ/らしい:美 | |
春蔭や肌の黒ずむ木地佛 | 比○ミ |
大原野の願徳寺の木造菩薩半跏像を拝んできまして/木彫りのものはこんなふうになりますね:ヒ | |
行々子騒げば葦を風わたる | 比 |
春深し空細切れにビルの窓 | 比 |
型枠に突き出すボルト茎立てり | |
柵越えのボール点々行々子 | |
比呂 | |
葉桜や鞍馬天狗の呼ぶ白馬 | 利☆ミ |
懐かしい、我々世代でなければ分からないだろうね | |
麦笛や池の澱みに放ち亀 | 利○郷 |
放ちが放生会みたいでどうかなと | |
大蛇籠は太郎と呼ばれ梁組める | 利○石 |
太郎、次郎とか呼んでましたね:石/ | |
春祭り農馬したたか飾りたて | 利郷ミ |
チャグチャグ馬こはじめ、春の農作業が一段落するとあちこちるようです/こんな感じだよね:郷 /飾る日があります:ミ | |
春深む永代供養願ひ出て | 利郷 |
願い出るという自分だけの行為は伝わらない | |
よその子の育ちの早さ葱坊主 | 利美 |
葭切や人咎めつつ咎められ | 郷 |
分かったような観念論で | |
信子 | |
麦笛や乗れさう白い雲の舟 | 利○比○ミ |
空割って局地雷雨や真昼の野 | 利○比美 |
情景が目に浮かぶ:美/ | |
日の飛沫鮎解禁の百の竿 | 利○比○ |
解禁日は人が一杯の情景で:比 | |
トーストの「カリッ」五月の寒暖差 | 利○ |
寒暖差はどうかな、トーストのカリッと、が五月の雰囲気あるし、最近流行りの生食パンみたいな 子供だましじゃないのがよい/五月らしいカリッです:比 | |
木漏れ日の影や春尽く文教地 | 利比郷ミ |
茎立や丘にイタリアレストラン | 利比○ミ |
洒落た感じ:比 | |
葭切や循環バスの昇る坂 | 利郷 |
循環バスらしさがほしいわけで | |
葭切に関東平野の広さかな | 利 |
美恵子 | |
姉妹麦笛競う帰り道 | 利○郷○石 |
さらっと詠んで良い:郷/姉妹は競いがち:比 | |
春深発色絵の具を塗り重ね | 利○比 |
再度検索したけど、発色絵の具ってのは見つからないなあ | |
春深し手に肩に鳩餌ねだり | 利○ |
葭切や沼茫々とどこまでも | 利○ |
茎立ちや寄れば可憐な四弁なり | 利 |
可憐をどう表現してみせるかで、それを言っちゃあつまらない | |
麦笛や手を振る友のグレイヘア | 利 |
この順番だとグレイヘアがメインになってしまうが、グレイヘアの友が手を振ると詠みたいのでは? | |
5類なり同窓会や春深 | 利 |
まあ5類というのでは詠めないだろう | |
ミヨ | |
丁字路の番小屋跡や春夕焼け | 利○比石 |
丁字路が?だが、雰囲気:石/ | |
押すベルの通学バスの春深し | 利○ |
麦笛や畔に預ける水加減 | 利○ |
麦と田んぼが? | |
馬車道の轍失せけり綿菅圃 | 利 |
水位計葭切の声とぎれがち | 利 |
夕厨包丁せわし茎立菜 | |
英郷 | |
騒がしき葭切の声宵の闇 | 利比石美 |
翡翠やカメラ構える姿川 | 利ミ |
姿川は全国区には無理/姿川はどうかと思い、手ぶれのカメラ構へをり:ミ/ | |
春深し袖長欲しき温み風 | 利 |
春深しが分かってない、夏にならんとする頃です | |
久々の麦笛鳴らす日は暮れぬ | 利 |
茎立ちてさみどりの葉が微笑みぬ | 利 |
まあまあ | |
空和みしもやけ癒えつつ春深し | 利 |
麦笛の吹き鳴らす技もありにけり | 比石 |
技もありにけりに:石/ | |
三番手すっかり伸びて茎立ちぬ | 美 |
三番手が理解不能/かき菜して三番手がということで:美 | |