8月のもう一言

利孟
手花火の火玉ふつふつ滾り切る 比美石
滾りきるが言えない:美/大げさじゃ無い花火の火玉:石
杉の香の白木の皿や水羊羹 比ミ石
木の皿が良い:石/きれいな感じ:比
手花火を諸手にかざし魂送る 比ミ
秋暑し坩堝の硝子からめ吹き
尺玉の地揺すり光空を埋め
家鳴りして目覚めて眠り野分過ぐ
この通りですね:石
丑三つを過ぎてたけなは流星群
そんな感じなんでしょうね:石/
比呂
秋暑しぽっくり寺の抱き柱 利☆ミ美石
取り合わせが凄い:美/
屈強な影連れ歩く炎天下 利○ミ美
も一つ炎天下に変わる言葉が無いかなと、思いつかない/濃い影を屈強というのが良い:美/ホントにそうだな:ミ/
奥山に落ち隠ろはず流れ星 利☆
消えないと大爆発が起きるのが隕石
堂涼し大和坐りの微笑仏 利○ミ
大和坐りなど初めて知りましたね
かろがろと語る初恋水羊羹 利○ミ
私語めける滴り風に曲がりけり 利○石
私語めけるも、風にも面白い:石
土用波沖の漁り火見え隠れ 利ミ
漢字検定に足らぬ1点秋暑し 利石
これも面白い:石
ガムランや反り手踊り目見て涼し
ガムランは音楽ね、バリダンス/目の付け所が面白いが、表現がもうひとつか:石
瓶の煎餅バケツの小花万屋の氷旗
7755さすがに多過ぎるでしょう、猫瓶、ウサギ瓶
ミヨ
櫓の灯 誘い込まれてぼん踊り 利☆比
百日草 百日過ぎも百花なり 利○比
滴りや掘り込む崖の母子の像 利○比
作業中
送り盆たく麻がらの灰かぶり 利石○
被るほど盛大でも無いでしょう/麻がらで情景が浮かぶ、送り火の方がと:石/
盆踊り高き櫓の宵囃子 利石
宵囃子の言い回しが良い:石
拝神や階下に開くもろこし屋 利比
夏休み百葉箱に子らの声
英郷
秋暑し動き止めたるムカデの子 利☆石
燕去り何処か侘しき夕間暮れ 利○ミ
夕間暮れはわびしいもの:比
流星や命尽きつつ斜め往く 利○
やは切れ字ですからどうしても後との繋がりがぼんやりします
白っぽい流れ星にわれ忘れ
我忘れる感動だから句にするので言わずもがなのところが作文と俳句の違い、白っぽいとか曖昧にせず、断言してください
野州路にLRT秋暑し
秋暑しってなにか鬱陶しくて、御祝い気分じゃないのね
まろやかに水羊羮の舌触り
水羊羹はなべてそういうもの
幼な児やもの珍しそに水羊羹
珍しいのは?:比/
信子
空使ひきって星飛ぶ逸さかな 利○比○美
逸はハヤル、スピードにはつかえないかも/この発想が無い:美/流れ星はこういうすっきりしたのが:比
流れ星願ふこころの着地点 利○比ミ○
印象的:ミ/
自転車を立たせ残暑の空気入れ 利比美○
残暑の空気をタイヤに入れるという発想は面白いのだが、すっと入ってこない/部活の学生が、空気を入れている:美
四百字程と秋暑の稿依頼 利比美
雨上がる庭木のみどり水羊羹 利比○
水羊羹て桜の葉などに乗って売られますからまあ繋がるよね/色の取り合わせ:比
カンナ燃ゆ緩いカーブの続く道 利美
ゆるくなっちゃう
佳き風のときに残暑の畑仕事 利比
ときには時々のことね
美恵子
太鼓打つ鉢巻衆や秋暑し 利○比
鉢巻衆ってまあわかるけど、/甲子園?:比
ここだよと暗がりに鳴くちちろかな 利○
鉢巻の5人競り合ひ秋暑し 利比
太鼓叩いてる句と対なのね、分からんぞ/運動会:比
流れ星来るか来ぬかと親と子で 利比
献杯の発声詰まり水羊羹
くらいか、そこで水羊羹になるかな?
薄明かり野の花を摘む二三本
草の花、花野とは違うでしょうね
水羊羹毎日測る体温計
まず、体温計は測れない、基礎体温とかいう話でも無し、介護かな