12月のもう一言

利孟
十二月愛用手帳は廃版に
花立てのしなびた花や十二月
衛兵の立て銃熊の毛皮帽 比○石美
タテツツと読みます/風景が見えます:石/冬のイギリス観光でみた:比
冬ざれの野に塹壕を築き兵
注連を綯ふブルーシートに藁広げ 比石ミ美
そんな風景でしょうね:石/体験会に行ったりして:美
松手入れ揺らぐ脚立をなだめつつ
風に鞭鳴らしサンタの橇を駆る
信子
毛皮着て最前列の指定席 利☆比
ゴージャスね、何の舞台なんでしょうね、いくらでも話を拡げられそうです/目に浮かぶ感じでいいな:美/野外だったりも:比/杉良太郎の舞台です:石
老木の瘤の歳月冬ざるる 利○ミ
老木なら歳月なんて言わずに分かること:歳月瘤に
十二月並び吹かれて商戦旗
商戦という旗はあんまりみないね、
冬ざれの厨に捲るみつをの詩
冬ざれってどちらかというと外の広い場所で使う、なんで詩を捲るか?分からない
充電の小さき点滅十二月
小さい、赤い、この辺りは好き嫌い
冬ざるる百穴岩に百の闇 利比○ミ
いいこと言うなあと:ミ/百に百が○:比
汁添へて供へいただく晦日蕎麦
御供もしたということが分かるには分かるんだが、それで?という感じ
比呂
冬ざるる風の舞いたる石舞台 利○ミ美
小春日や目覚めし嬰の独り言 利○
閂に太縄かませ牧閉ざす 利○石ミ○美
ある風景かな:石/今の時期、放牧を仕舞う風景:ミ/太縄噛ませ:
冬麗や軽き一病持ち歩く
初湯出し赤子全き赤子なる 利ミ
熊撃ちの猟男の腰に鹿の皮
鹿の皮というとセーム皮などのバックスキンに思いがゆく、熊撃ち、猟男、鹿の毛皮みな季語ですし
底に流れのうつり移りし川や十二月
川底はいつも流れていて、そこに流れがうつることは無いでしょう
ミヨ
傷の柚子ネットにまとめ終い風呂 利○
実際は屑が混じらないようにネットだろうけど、そこはそれです/まとめはうるさい:石/
冬ざれや庭梯子立てかけしままま 利○比
板の間の板戸四枚晦日蕎麦 利○比石
帯戸としたかったところ:ミ/
冬薔薇枝八方にながらヘリ
ながらえる」は長く伸ばすとは異なる意味です
麺棒の音軽ろやかに晦日蕎麦 利比石○美○
サラッと詠んで、軽やかが実感:石/食べる方ばかりに頭がいくが:美/
冬ざれや区画整理の遅遅として 利比石美
区画整理ってのは都市計画みたいで冬ざれの景がうすい/ホントに時間かかりますね:石
十二月押せ押せの暮らし安んぞ
押せ押せが、日程だけなのか、生活苦みたいなものまであるのかだが
美恵子
語り合い笑って啜る晦日蕎麦 利○
然程の句というわけでも無いけどほんわかして良いじゃ無い
主人なき畑はのっぽの草枯れて 利石
のっぽの草ってのがほんとねー:石/
枝だけの庭木に鳥無し冬ざるる
裸木ってのも季語なんですけど
彩の葉を掃き納めて師走かな
掃き納めってのも季語なんですよ
梅盆栽固き花芽や十二月
盆梅と梅の盆栽てのはちょっと違うけど、ホントのことだけで句が出来てるわけでは無いですから
納税の返礼迷ふ十二月 利比
納税では返礼がありません、それにしても高額納税ね
ポチ袋二三用意し晦日蕎麦
分かるけどね、やっぱりお年玉と晦日蕎麦は違うでしょ、晦日蕎麦出前に渡すポチ袋なら分かるけど
英郷
冬ざれやゆっくり戻る夕鴉 利○ミ
これで良いのです
植木鉢一葉萎れる十二月
萎れるは連体形、十二月に掛かるので十二月には萎れますとなる。萎れてと切ることで句意が違うという,てにをははクリアしてください>十二月一葉萎れる植木鉢となればベター
青天の枯れ葉に包るまる梢かな
枯葉に包まれる木なんぞは無い、松の菰巻きでもあるまいし
風一陣思わず目をやる襟毛皮
風一陣というのは、ビュっと一吹き、別に騒ぐほどでは無い、吹き付ける風との風の強さを感じて言葉を選んでください
晦日蕎麦今年は三人 (ミタリ) 4Kで
今年というと、去年と変わったとなる、変わって三人がどんな構成なのかが分からない、4Kはテレビのことだろうが、ならば4Kがどうだという句にした方が面白い、あるいは、ミタリ>見たり、3と4などであそんでいるのか?/3で4かと、ゴージャスで:比
不惑ごろ愉しみありしボーナスに
ボーナスは幾つでも楽しみ、だけどそれだけでは句にならない
満艦の枝枯れ葉越しに青き空
満艦の枝ってカチカチ山か?、もう一句と同じものだったらどちらかマシな方を出してください、俳句教室やってるわけではなく句会なのですから
英郷
句会は、自分の句を披露する場であり、かつ競い合う場ですから、下手な鉄砲の数で競う場ではなく、自選厳選しての句を提出してください、すぎなみきでは従来5句でありましたが、最近は7句までの投句としておりますことご承知おき下さい
数が出来ても自分で評価できないなら、それは通常先達に「添削、選句」を依頼して指導を受けるのが俳句界の常識です、その場合、現在の相場は10句1000円乃至2000円の添削料を払うというのもこれまた常識です
何を言いたいかというと、とりあえず字数がうまったて数ができたから、くそみそ一緒に出句という横着をやめていただきたいということです
また、利孟宅の活動時間は午前8時から午後8時まで、それ以前は早朝、以後は深夜と心得fax送信は控えてください、月曜に出句できるようであれば、郵送で願います
8 半寿はや関節痛の年の暮れ
句としては出来てるのかな、ちょっとふざけてるけどね
9 甘たるき冬至カボチャをほくほくと
誰が食べてもこうですから句としては更に一言無ければ成立しません
10  冬ざれやハマスも紛らすウクライナ
ウクライナの冬ざれの広野がどうのなら句になるけど、これではただの床屋談義、出句に値しません
比呂
夫の打つぶつぶつ切れの晦日蕎麦
これは叶いませんね、だけど年一ではこうなりますね、ウツとブツが掛けてあるのか?