3月のもう一言

利孟
山桜水車に落とす富士の水  比石美
きれい:石/忍野八海みたいで:美/清らかな:比
白牡丹重たく咲いて惜春忌  
田舎蕎麦に皿の天麩羅蕗の薹  比美
美味しそうな:美/食べたいなあ:比
亀鳴けば列を整へ池の鯉  
飼い葉つけ終えたる厩舎春の月  比
春の月が良い:比
雲雀落つ御料の牧の広ごりに  石
高根沢の御料牧場かな:石/
小中と同じ制服進学す  比
一貫校とか多いですよね:石/制服着たこと無くてうらやましい:比
信子
我も子もここは生国草の餅 ☆美
田舎育ちゆえ:美/
ひとときを荒れて雨風木の芽和え △ミ
風が風呼びさんざめく山桜 △比ミ
桜の散る風情:比
夫逝きて後の三年蜆汁
入相(いりあい)の鐘や虚子忌の畑の辺に ・比〇
風流なお百姓/夕方の鐘が:比
遊びをる雲雀の好きな空の丈  比ミ
雲雀の上がってゆく風景:比
亀鳴くを問ふや亀抱く亀に問ひ  比〇
亀を抱いてるカメなる名の女性?/問答が面白い:比
比呂
揚げ雲雀空の在所は雲の中 ☆石美ミ
ありどと読めるか?、ザイショでは?/これも良いね:石/
粗衣裸足一遍上人山桜 ・石美
三句切れでもこうする方がとおるかも/続き具合が良い:石/飾り気の無い山桜があう:美
椿寿忌や僧の美声の朗々と
美声が朗朗は重なり
菜の花に溺れて赤き一輌車 ・石○美〇ミ
彩りが良い:石/ちらちら行く感じが:美/気負いの無いのどかな景色に誘われます:ミ
饒舌の多岐に亘るや桜餅
分かるような何だろう:石/
終まひ遅れて菱餅の反り変へる
ぶっきらぼう
亀鳴くや学芸会の馬の足  
ミヨ
開通の路面電車越す雷雲 △石
雷雲は夏でしょう/宇都宮のLRTの話題性:石/
雲雀の声空に残して開墾地 △比美
開墾地の寂しさのような広さ:美/残してが眼目:
軒桁の奥なる小闇燕の巣
小闇などいうくらいなら、奥の暗がりくらいが
本堂の階息む山ざくら ・石
休むと言わなくても/息を呑むほど?:石
折畳む古机キキと風致草
裏葉草とかいうけど夏だね
青蔦や袖垣のぼれのぼる空
石極に暖む牡丹の一花かな  
どう読み下す?、
塗り変えの壁に一書や夏座敷
7月号用の投句かもしれないが、当季で句会は出句がよろし、一書とは?、まさか塗り立ての壁になにか書いてるのではないですよね
美恵子
韮粥や一匙ごとの元気あり
よちよちとパパのゴールへ揚雲雀
よちよちが、揚げ雲雀みたい
山桜テラスで立見や缶チューハイ
なんとなく缶チューハイって品がないよな
あれこれとスーツの試着揚雲雀
試着して着てないんかい!
脇息に手を置き虚子忌の淡き空 
淡き空が分かりずらいけど
亀鳴くや加賀藩所縁の心字池 ・比〇ミ
ゆかり?、どこ?、だれ/加賀にゆかりなのです:比
甘党の帰省のメールに蓬摘む
帰省は夏