9月のもう一言
利孟
雲厚き広野稲妻立ち上がる
茹でたての淡き塩あじ落花生
バス旅の背ナ越しに受け青蜜柑 比石
サラッと詠んで良い:石/
奥山に人寄す蕎麦屋秋桜 比美
秋蕎麦を含め情景が見える:美/
川下る風に群れ乗り赤とんぼ
備長炭白く耀き秋刀魚焼く 比石
大事に焼いてる、白くかがやくも:石/
秋彼岸米一升の供養料 比〇石
こういうのがあるんだな:比/こんなことがあったんだろうな、時代を感じる;石/
信子
キャンバスに揺らすコスモス写生会 利☆
百咲いて百の静けさ蓮の池 利△比ミ
良いなあと:比/
川いくつ名を変へ海へ青みかん 利△比〇美○
ちょっと理屈っぽいか/青蜜柑の取り合わせが佳い:比/2と似たような感じもあるが、川の流れと海際のだんだん畑
赤とんぼ一息入れる鍬の先 利△比〇美
赤とんぼで一番:比/
秋桜風捨て次の風拾ふ 利△比
秋の鮎泳ぐかたちに串打たれ 利比ミ
そんなにくねらないけどね/類句がありそう:比
初さんま骨のきれいに残る皿 利比
きれいに食べたにせよ、食い終わったものだからな/じょうひんだな:比
比呂
束の間に馬場に群れ来て秋茜 利☆
子をあやすやう揺れ続け秋桜 利△美
秋桜はやさしく揺れる:美
火の粉浴び手筒花火師仁王立ち 利△ミ石○
この光景は凄いな:石/
転た寝の一炊の夢青みかん
話が重なる
精神科医の語らせ上手遠稲妻 利ミ〇石
カウンセラーくらいか/なるほどなあと:比/取り合わせも佳い:石
無花果の熟れ容喙の野鳥どち
嘴を入れるをこう使う?
担ぎ手に強酢を効かす祭寿司 ミ美
お祭りで疲れた担ぎ手に:美
美恵子
かぞへ唄忘れぬ母や吾亦紅 利☆比ミ
なるほどなあ、落ち着いた目立たない色:ミ
蜻蛉捕り紅さを競う帰り道 利△
日本一稲妻走る雷都なり 利△
面白いな:比/
剥きながら甘さ予想や青蜜柑
十六夜や叢雲去りて縁に居り 利ミ
名物や夜ごと稲妻走りおり
青空へ花を押し上げ秋桜
ミヨ
霊山を遠くに構えコスモス野 利△
構へ
切り株の幾歳過ぎし初きのこ 利△
暖流の届く入江の青みかん 利△比美石
や:比
置き灯籠の窓ふたぐ初もみじ
散り紅葉になっちゃう
かんぴょう棚からまり解く昼下がり 利美
あんまりきれいく無い/ああ栃木:美
夕暮れの空を引きとめ赤とんぼ 利石
色の対比が佳い:石/



10月句会予告
10月25日13時 十三夜 秋の暮れ 栗羊羹 時雨