12月のもう一言
利孟 | 比石 |
最近の背負い鞄が面白い:石/ | |
初雪や塾へ行く子の背負ひ鞄 | 比石◎ |
戦時中の供出で無くなった鐘が平和を祈って:石/平和の時代になって:比 | |
供出の鐘の復元なりて除夜 | 比◎石美 |
夜神楽:良い景/見てみたい:比 | |
夜神楽や青竹徳利に芋焼酎 | 比美 |
囲炉裏の灰をきれいに均して:比 | |
年用意囲炉裏の灰を掻き均し | 比◎美 |
唐津の盃があってる:比 | |
海鼠腸を舐めて唐津の盃の酒 | 比◎ |
食べたいな:比/ | |
和田金の寿き焼仲居の饒舌に | 比◎ |
おんぼりが良い、除夜の蕎麦の景も:比 | |
蕎麦前の炭おんぼりと海苔の箱 | 利◎ |
だけど、年末は忙しくてやってられないでしょうよ | |
比呂 | 利○石美 |
床屋は大鏡拭き上げ年用意 | 利○石美 |
やってる楽しそうな景:石/ | |
お飾りのペラペラ百両年の市 | 利○ |
よくあるって雰囲気だが、注連飾りにするか?、熊手やらではあるけど | |
人形を抱きしマリア聖夜劇 | 利○石 |
山の男たちがつついているのかな:石/ | |
磔刑のごと鮟鱇の釣るし切り | 利石美◎ |
寒さの中にホッとする温かさ:美/ほのぼの:石 | |
猪鍋や囲炉裏の周り毛皮敷き | |
子が撞いて蜜柑賜る除夜の鐘 | 利○ |
リアカーの新嗤香る注連飾り | 利○ |
美恵子 | 利○比 |
黒海鼠白砂の海にへばり付き | 利○ |
男の目からは秀逸だけどな | |
除夜の鐘百八つ目は年明けに | 利 |
二つ三つ煩悩残し除夜の鐘 | 利 |
年用意美容院で愚痴納め | |
写真見て進まぬ整理年の暮れ | 利○比 |
ピカピカに掃除しているんでしょうね/簡単なことであるが、ささやかな年用意:比 | |
鍋囲むテーブルの下猫鳴きて | 利○比 |
取り合わせの妙:比 | |
信子 | 利比美 |
除夜の鐘鳴り止む迄に愚痴減らし | 利 |
勝山城を思い出して | |
自転車に足しやる空気年用意 | 利比 |
調子が良い:比 | |
露天湯に月てらてらとクリスマス | 比美 |
そんな感じが:比/ | |
寄せ鍋のお世話御玉と御菜箸 | |
終ふは正しいが、巻くは巻ふではないから、巻きて | |
城跡にいにしへの夢冬紅葉 | |
身の程といふ程加減除夜の鐘 | |
それぞれがそれぞれの事年用意 | |
透析終ふ子は除夜の腕帯巻ひて | |