6月のもう一言
利孟 | |
昨夜に見たままに葉裏の蝸牛 | |
風鈴の鳴れば金魚の絵の震へ | 比 |
もう少し芸があれば:石/ | |
青林檎どっどどどどうど風しまく | |
青林檎とどうかな?:比 | |
梅雨の月式部の筆を止めしばし | 比石 |
朧の月みたいで、愁いのような:石/梅雨の月って赤いんですよね:比/ | |
若鮎の半身を晒し抜け魚梯 | 比◎石◎ |
上るたくましさが見える:石/ | |
小波の白夜の湖に月の径 | 比◎美 |
絵画的:美/想像しただけできれいな絵:比 | |
店裏で藁が炎を上げ初鰹 | 比友 |
ともこ | |
郭公鳴く夕陽真っ赤に染まるまで | 利◎ |
焼き鮎の渡り炉端の静まれり | 利○ |
行き渡るんだろうけど/こういう光景がある:ミ/若鮎作れず苦し紛れでもあり:友/ | |
弁当に二羽の兎や青林檎 | 利○比 |
林檎で作った兎ね:比/ | |
たっぷりの水もて描く四葩かな | 利○比美 |
瑞々しさを描くのにこういう風に:美 | |
濡れ縁に光る這ひ跡蝸牛 | 利比ミ美 |
這い跡が:美/ | |
明易し朝刊配るバイク音 | 利美◎ |
よくあるシチュエーションだからインパクトがないと/寝たと思ったら朝刊:美/ | |
父の忌の客を見送り梅雨の晴 | 利 |
大変な法事のようで | |
美恵子 | |
身の重さだけ葉を撓ふ蝸牛 | 利○比友 |
この様子がうまく詠まれている:友/葉裏を良く見ている:比 | |
梅雨空を透かし七色アンブレラ | 利○比石ミ |
きれい:石/楽しい見方、憧れの視点:ミ/千本松牧場が:友/ | |
就活の白きワイシャツ青林檎 | 利○比石 |
就活という砕けた物言いではしろきは固いかも/爽やか、就活の学生との取り合わせ:石/ | |
平行棒掴みリハビリ蝸牛 | 利○ミ |
平行棒だと体操選手みたい | |
リバビリのあ行で笑う梅雨晴れ間 | 利ミ |
あああって笑えるかな?/ユーモア:ミ | |
若鮎や彼誰時のハイジャンプ | 利比石 |
夕暮れ時の跳ねている様子がきれい:石/ | |
短夜やカーテン透かし朝が来ぬ | 利友 |
ミヨ | |
トマトの脇芽摘む香り朝なさに | 利○ |
朝な朝な>あさなさな | |
雷雲の引きあう女峰山男体山 | 利○ |
餌の音水音知るや金魚の尾 | 利 |
蹲踞の水音誘う夕端居 | 利 |
誘う? | |
女峰山より下る坂の辺キスゲさく | 利 |
チ一ス束のドライフラワー梅雨晴れ間 | |
チースが分からなかった:比/ | |
雷の前山溜まり香を焚く | |
なぜ? | |
比呂 | |
千手観音に遊ぶ御手あり梅雨兆す | 利○ミ◎友◎ |
あり、は言わんでも/遊ぶ手に目が:石/こういうふうに並べられるのは理想:ミ /良くそこに目が行き作ったな:友/ | |
少年の皓歯の歯形青りんご | 利石友美 |
青林檎は堅いから歯形が:石/日焼けした少年の白い歯:美・ | |
村の教師は嘗て神童かたつむり | 利 |
幾度も挑み若鮎堰超ゆる | 利 |
超では無い/何遍もみたことあるのに:ミ/ | |
明け易し宇治十条の読み散らし | 利 |
宇治は碁盤目にはなってませんし/難しくて説明聞きたい:ミ | |
高々と投網打つ湖夏に入る | 利 |
川の字の子の大の字や遠蛙 | 利石美 |
分かるけど、ちょっと:石/ | |
信子 | |
炊飯の蒸気の勢い夏至ゆうべ | 利ミ友美 |
昼の暑さが治まったと思ったら:美/ | |
汝(なれ)なれを貫くあゆみ蝸牛 | 利比 |
汝であれ、マイペースってことね、分かりづらいけど | |
若葉の夜torioニ曲のアンコール | 利 |
梅雨の星祈る曲目よりピアノ | |
?/ピアノ | |
短夜の寝返り易し枕凹(くぼ) | 比ミ友 |
寝返りしやすい枕なの?、 | |
ぺこぱ味噌ガツンとごはん梅雨晴間 | |
理解の外/分からず:比/ | |
青林檎置けばこつんと返す音 | |
何を置いても大概音はするけど、林檎ってコツンとは言わないでしょう |