12月のもう一言

利孟
虎落笛薄目を開けて眠る猫 美○友○
なかなか言えない:美/家の中は静かで穏やか:友/
照紅葉己が身映す禊池 比石
身の引き締まる:石/
指定席全て売り切れ十二月 比○
何だか分からないよね/正月の芝居など:比/
数へ日や買ひ出しメモを渡されて 比○
亭主が買い出しに:比/
奮闘の後の独酌鍋奉行 比○石
寒い日に:石/一生懸命はたらいで後の鍋を囲んで:比
献杯の長き一言忘年会
炬燵出す畳の下の角の穴
ミヨ
干野菜目籠こぼるる師走かな 利◎
数え日や土間になじませ杵と臼 利◎比石
馴染ませが面白い:石/餅搗きを家で、うらやましい:比/
軒吊りの干し大根の簾かな 利◎
油菜のひれ伏す畝や一夜霜 利○比石○美友
畑はこうだよね/油菜の雑煮が好きで作った実感:石/一晩で萎れるのが素晴らしい:美/
寒菊の色咲き分けて盛りかな 利石
色咲き分けての真っ盛り:石/
ともこ
十二月漬物樽に石重ね 利◎
樽、桶、器は同じ様だが木取りが木目で蓋が固定され中のものが貯蔵される使い方が樽とか違うらしい/
冬紅葉加賀友禅のぼかし染め 利○比利○ミ美
寒紅なんぞということばもあるけど、寒くなると色が冴えるような印象/情緒がある:ミ/ぼかし染が曇りがらすのような:美/加賀友禅の意匠では紅葉の中に虫喰いの葉を紛れこませてている:友
熊鈴を鳴らし登園冬帽子 利○比石
今時の熊:石/仙台の姪が気を付けなきゃと言ってて:比
虎落笛ブロック塀の飾り穴  利ミ
風がそこからだけ抜けて/素朴な句:ミ/
綿虫や買い物帰りの回り道
ちょっとメルヘン/
寄せ鍋の野菜とろりと甘み増す 利比
数え日の棚に切り絵の七福神 利比
そういう家もあるのだろうが、どういうことかな/
信子
土手鍋の土手崩れゆく湯気の中 利○比美友
崩れるのが良い:美/
数へ日の日差し貪る社鳩 利○比ミ○美友
のどかに餌を漁る:美/
数え日やコーヒータイムの二十分 利○比美
なぜ20分なの、休憩時間が決まってる?/20分で慌ただしく:美/
湯豆腐のほろりくずるる湯のかほり 利○比
シクラメン以外はカホラナイ/
連山の青空広げ十二月 利友
連山が広げた?、他動詞では無かろう/
庭畑に転がるバケツ虎落笛 利ミ友
台風か何かであったような/庭の何ともない風景が:ミ/
寄鍋や宵闇の風音立てて
比呂
数へ日や小銭を掬ふ神の池 利○ミ
牡蠣鍋や土手鍋に塗る秘伝味噌 利○友
どんな味噌かな:友/
休診日のはや貼りだせる十二月 利○
十二月だからはやだろうが、早すぎるかも/
1合の米研ぎ寒夜締めくくる 利石美
一日の終わり:石/寒い日に冷たい水で:美
手品師のちよと種明かし年忘れ 利ミ
演芸入りの忘年会てもうないだろうね/遊びっぽいユーモア:ミ/
貧乏神の居座るままの、大晦日
追儺祓えと関わる話か?/
忍び音のやう虎落笛厨船
美恵子
秒針の刻むリズムに虎落笛 利○
音音が弱い香も/
店頭に二段に並べて鍋の素
店頭で良いのですが言葉が固くなるので/
人混みにサンタの売り子のベル響く 利比
新旧の暦を重ねて十二月 利比ミ
新しいカレンダー置くと邪魔だからね
数え日や掃除用具を買い足して
ぼんやりして定まらない/
大皿の飾り人参子の皿に
一葉も残さず落とし冬支度