はじめに

私の所有しているYAESUのFT-736MXは、xxxx年xx月に購入したものです。機能的な不具合はありませんが フロントパネルの各種操作を行う押しボタンスイッチが接触不良になりました。 このスイッチはタクトスイッチというもので色々な電子機器に使われています。私のFT-736はBAND切り替え のスイッチが接触不良になりました。頻繁に押すスイッチなので、接点の摩耗や強い力での操作があったかも知れません。 以前、スタンドマイクのタクトスイッチが接触不良になったとき、スイッチの分解清掃を行い復活したことがあります。 しかし、根本対策は交換するしかありません。

フロントパネルの取り外し

【スイッチノブの取り外し】

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予め「F」「ENT」「T CALL」のスイッチノブを取り外しておきます。
詰まんで引っ張れば簡単に取れます。ノブの形状は上下の向きがあるので戻す時に注意!

【FT-736のディスプレイ基板】

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上下のカバーを外して、左右の赤丸のビスを緩めます。
(緩めるだけ)

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フロントパネルを手前にずらすと、ビスがヒンジになって画像のように開きます。

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この基板がディスプレイ基板です。
BAND切り替えのタクトスイッチはこの基板の裏側に実装されています。

赤丸の箇所はハンダ付け箇所です。

【接触不良のタクトスイッチ】

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ロケーション番号S27 赤丸の部品がタクトスイッチです。 FT-736のサービスマニュアルにある部品リストを調べても型名は記載されていません。 たぶん、マルチベンダー指定なのでしょう。

仕方ないので代替品を探します。

部品の調査

【先ず部品寸法の計測】

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ディスプレイ基板の厚さ 1.6mm
一般的なプリント基板は1.6mmが使われています。

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部品選定の決めてとなるステムの高さを計測したいのですが、基板に実装されていると難しいです。
よって、基板を含めた高さから求めることにしました。

ディスプレイ基板を含めたステムの高さ 11.1mm
基板の厚さを引くと、ステム高は 9.5mm
ボタン高は 6mm

それから、ステムの色から恐らく作動力:1.57Nと思われます。

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長辺のPIN間 6.5mm

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短辺のPIN間 4.5mm

部品の入手

【入手可能な部品は何か】

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アルプスアルパインの「SKHHAPA010」がマルツエレックで入手出来そうです。
値段は57円
保守用として5個発注しました。

【「SKHHAPA010」の諸元】

SKHHAPA010_1

●最大定格:50mA 12VDC
●最小定格:10μA 1VDC
●絶縁抵抗:100MΩ 100VDC 1分間(min.)
●耐電圧:250VAC 1分間
●作動力:1.57N
●操作方向:トッププッシュ
●移動量:0.25mm
●動作寿命(5mA 5VDC):500000サイクル
●初期接触抵抗:100mΩ(max.)
●ステム色調:Dark gray
●ボタン高:6mm
●ステム高さ:h=9.5mm
●RoHS対応

【2回路1接点】

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タクトスイッチは殆ど2回路1接点です。

タクトスイッチの取り外し

部品が届いたので修理開始です。

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4ピンなので外すのが大変です。どうせ不良部品なので、部品面からスイッチの端子の根本を ニッパーでカットして、それから基板に残ったピンはピンセットでひとつずつ取り外すことにしました。
取り外したタクトスイッチを観察してみると、購入したアルプスアルパインの「SKHHAPA010」 とまったく同じでした。たぶん、「SKHHAPA010」はFT-736の純正部品と思われます。
基板に残ったピンはハンダゴテとピンセットで簡単に取れます。
プリントパターンのランドを掃除して、ハンダ付けに備えます。

組み立てと動作確認

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タクトスイッチをハンダ付けして、取り外しと逆の手順で組み立てます。

バッチリ直りました。

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