１９８６年秋冬のカールヘルムは、史上空前のエンブレムの当たり年だった。まず、エンブレムとラベルが交互に付いた”１９８６年型ワッペンシリーズ”の登場。そして、ブランドオリジナルのエンブレムの他に、英国の軍隊のエンブレムも多数使われた。さらに、ミニ・エンブレムが３つ並んだタイプや、背中にエンブレムが付いたジャケットなど、現在では考えられないほど、幅広い商品構成だった。
こうなるとどこか新鮮な感じだ。
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| シングルのウールモッサジャケット。ブレザーを演出する大切なポイントとなるエンブレムも、カールヘルムだとご覧の通り。本来のトラッドではマスト・ハブとも言えるエンブレムを思い切って胸に３つも飾っちゃうあたり、ルールにとらわれず遊び心に溢れてる。写真のボロータイは、カールヘルムでは作らなかったが、この当時、爆発的に流行した。ジャケット￥４９，０００（カールヘルム）、シャツ（ブルー・オン・ピンク）、ベスト（ワークス）、パンツ（バルー）、ボロータイ（メンズフランドル） | ベーシックなブレザーに派手なシャツとタイを合わせて、チェック・オン・チェック。ダブルのウールモッサジャケット￥６５，０００、シャツ￥１４，８００、パンツ￥１４，０００、蝶ネクタイ￥３，８００（カールヘルム） |
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| Ｖネックセーター￥３４，０００、シャツ￥１４，０００、ネクタイ￥７，４００、パンツ￥２４，０００（カールヘルム） | セーター￥２３，０００、ジャケット（スーツで）￥７３，０００、シャツ￥２４，０００、パンツ￥１６，０００（カールヘルム） | スポルディングの眼鏡の広告にカールヘルムの商品が使われた。ベスト￥１９，５００、ネクタイ￥６，３００（カールヘルム） |
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| ジャンパー￥４５，０００ ミニ・エンブレムが４個付いている。 | ジーンズブルゾン￥７２，０００ エンブレムが前に６個見えるが、デニムで７２，０００円という価格からして、背中にも付いている可能性がある。 |
革ジャケット￥２７０，０００ ミニ・エンブレムが背中に１４個付いている、極めて珍しいデザイン。恐らくカールヘルム史上最高額のジャケットであろう。
１…メンズノンノ１９８６年１０月号
２…アンアン１９８６年１０月１０日号
３＆６…ポパイ１９８６年１０月１５日号
４…アンアン１９８６年８月８日／１５日号
５…メンズクラブ１９８６年１０月号
７…ホットドッグプレス１９８６年９月１０日号
２＆３＆４＆６が金子さんのスタイリング