1986年秋冬のカールヘルムのショップ

新宿丸井メンズ館5F

デートコースの1スポットとして立ち寄ってみたい。

ココのお客は、カップルというパターンが多い。また、頭のてっぺんから足の先までピンクハウスできめた女のコが、ポーチやハンカチなどの小物類を買いにきたりする。よって、店員の目が気になり一人で入れない男は、女のコのお客がいるうちに、一気に見てまわるべし。なぜなら、ハウスマヌカン・オムの視線は女のコのみに注がれているからだ。
が、やはり彼女と二人でショッピングというのがベスト。彼女がインゲボルグ派ならダークカラーのジャケット、ピンクハウス少女であればワッペンのいっぱいついたブルゾンに決めたいところだもんな。二人でチロリアンするってのが理想的だ。

1986年8月の新宿丸井メンズ館店内

ホットドッグ・プレス1986年9月10日号(No.151)「東京・横浜・京都・神戸 東西最先端ファッション基地ガイド!」より

カールヘルムがメンズ館5階にあった頃の貴重な写真。向う側に見えるショップはPapas。2店とも数年後に揃って6階に移動した。8月25日発売の雑誌に掲載されたので、撮影されたのは8月上旬〜中旬であろう。セール直後の秋物立ち上がりの店内であるが、すでに綿のコートが並んでいる。この写真では見えないが、ジャケット・スーツ類は、右側ハンガーレール手前にあった。中央の台の上には「86年秋冬カタログ」が置いてある。手前の引出し2段目に入っているスカーフが、何の柄かわかった人がいるだろうか?…ハーフコートを着た謎のヒゲの男、いわゆる「金子さん」柄である。(「金子功のジャンパー絵本」14〜15ページを参照)

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