「2年まえかな、くればやし美子さんがピンクハウスの服を着ているのを、アンアンで見たの。童話から抜けだした女の子みたいで、かわいくて、それ以来、自分でも着てみたいなァと思って…」
もともとはパンツ党だし、黒やベージュといった地味な色が好きという桜田さん。ショートカットだから、ピンクハウスのように女っぽい、かわいらしい服は似合わないと、自分でキメつけていた。
ところが、ここ2〜3年、若いうちに明るい色を着ておかなくちゃ、と目覚めて大ハッスル。あこがれのピンクハウスでも、テレンとしたアンチック風スカートや、ピンクの水玉のスーツを買う。
「いまは”赤”に凝っています。私のラッキーカラーだしね。この春は、明るい原色をシックに、大人っぽく着こなしたいわ」
ときどき買いにいくという、渋谷パルコ「ピンクハウス」の高橋さんからこんなアドバイスもある。
「わりと”かわいい”イメージより、大人っぽいほうがお好きみたいですけれど、もっといろいろ冒険してほしいですね。同じピンクハウスでも、カジュアルなデザインを着てみたらどうかしら」
プリント(パックマン柄)のスーツ¥45,000、コットンニットのカーディガン¥18,500、靴27,000(ピンクハウス1983年春夏物)
パックマン柄
ピンクハウス渋谷パルコ店(1983年)
アンアン1983年3月11日号(No.371)「タレントたちが、このブチックをひいきにする理由。」より