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上書きしながら再生していく ニューロンはどんどん減っていく。 不要なニューロンがネットワークから分離され、消えていくのですね。 減ることによって、整理され、ネットワークは再構築されるわけです。 ところで、消えたニューロンに記憶はなかったのでしょうか? 何もなかったわけではなく、記憶となる前の段階で消えたといったほうがいいのかも。 あるいは、上書きされる過程で不要なものが消去されたという感じかもしれません。 その上書きしながら再生する「様子」が夢として表現されるのですから、 もしかしたら、消えていくものも再生されているかもしれませんね。 ずっと、思い出しもしなかった人の顔がとつぜん夢に登場したときなどは、 とてもびっくりするのですが、その夢のあとは出てこないことに最近なって気づきました。 どんな顔だったかなと思い出すのは、 卒業アルバムの写真でみたものだったりするわけで 実際として、その人の「生きている顔」ではないのです。 あれほど、たくさんの日々を過ごしてきた人であったのに、 いつの間にか、「生きている顔」を思い出せなくなる。 そういうことがあるわけです。ニューロンが減ってきているからでしょうか? そうではないのですね。上書きされて、消えていっただけなのですね。 必要でなくなったのです。生き残るための「記憶」として不要ということでしょう。 好きだった人の記憶も、鮮烈なものはなくなってしまっている感じです。 それとなく、顔らしいものが浮かんでくるけど、それだけ。 もっとあるはずでしょうと、探しても、どこにもなさそう。 手がかりをなくしてしまったのですね。 日記をつけている方ならわかるでしょうけれど、 たった一行の記録から、その日の出来事を思い出すことができます。 これは本当に不思議だなって思うのですが、 その日記にあたるものを、脳は必要としないのでしょうね。 何故なら、上書きしているから。 そのあたりが、とても残念な気がするのですが…。わたしだけでしょうか? |