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生存の準備としての性的な夢 夢見は生き残りのために「闘争と逃走」をシミュレーションする機能だから、 不安な夢、いわゆる「悪夢」が多いし、それと同じくらい性的な夢もたくさんあります。 たとえば、追う・追われる、殺す・殺される、食べる・食べられる、襲う・襲われる、 競争する・逃避する、生まれる・死ぬなどの「死ぬか生きるか」のテーマがまずあり、 成功する・失敗する、試験がうまくいく・試験に落ちる、美しくなる・醜くなる、 何かを得る・何かを失う、攻撃する・攻撃される、成長する・退化する、 落ちる・飛ぶなどの「社会生活における不安」をテーマとするものがそれに続いてくる。 そして、性行為をする・性行為をされる、排泄ができる・排泄がうまくいかない等の 「性的・生理的に不安」な夢も数多く創り出されるのです。 性的な夢は、子孫を残す、遺伝子をつないでいくという本能的な準備のために、 予想もしないような夢表現で、本人は全く意識もしないような状況においてもたらされます。 性的な夢は、性的な行動より先に生じるということです。 おそらく、なんらかの偶然により、性的な刺激が夢見者に加わり、 そのことによって性行動をコントロールする脳領域のニューロンネットワークが生起され、 思春期の生殖器皮質に快感をもたらしながら、順次、育成されるのではないかと思われます。 |