夢の見出しは変えられる

人はみな自分に起こる事がらに、物語を重ねている。


身近な誰かの身にかかわる話であったり、友人から聞いた話だったり、
自分の境遇に関する話だったりと、様々だが、いくつもの話に取り囲まれて生きている。
そこに感情がかかわるから物語となる。

生きにくさは物語の解釈のまずさから生まれてくる。

夢は、物語を解釈し、うまく「生き残るための物語」に変えようと頑張るが、
目覚めたときに感じるのは、やり場のなさだったり、閉塞感だったりすることが多い。
夢のイメージが暗いもののように感じるからだ。
やっぱりそうなのかという「あきらめ」のようなものがあなたを取り囲んでいる。

夢はいくつもの感覚情報と感情を土台にニューロンネットワークをつくりだすとき、
予想したり、想像したり、あらたなものを生み出したりしようとする。

その際、生き残るための重要なメッセージを「見出し」として、あなたに提供する。
生き残ることは基本的に困難さがともなう。悲惨なイメージであなたに警告する。
「闘え、そして逃げろ」というメッセージは動物として生きてきたなごりから来るものだ。
人として、社会的で文化的な人間としての夢は、かかわりに関する「まずさ」をテーマにする。

夢の多くは気まずい印象をあなたに残す。なぜなら、よりよく「生きたい」からだ。

目が覚めたときに「夢の記憶は消去」されるシステムとなっているのに、
どういうわけか「漏れてくる」のは、生き残ることが切実だからだろう。
思い出されない多くの夢たちは、また別の状況を語っているのに
あなたの手元にないだけなのだ。
夢を思い出すことができるなら、夢の内容を変えることもできる。
物語を変えることで、夢の見出しを替えることができることを
あなたは知るべきだし、いつか学ぶことになるだろう。

現実にとらわれているとき、夢は苦しくなる。現実での物語を変えることで、夢も変わってくる。
夢が変わることで、現実の見え方が変わってくる。その循環があなたの生き方を変える。

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