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トリガーとしての感覚記憶 ある種の香りが昔の思い出を呼び起こすことがあります。 嗅覚の感覚記憶がエピソード記憶と関連づけられているからです。 流れてくるメロディによって、過去の出来事や感情が よみがえるのは、聴覚の感覚記憶が関与するからですね。 感覚記憶は、過去の経験や感情を呼び起こすことで、 現時点での行動や意思決定に影響を与えることもあります。 夢見においては、視覚にかかわる感覚記憶がほとんどを占めます。 次いで、聴覚(脳内のおしゃべり)、皮膚感覚、体内感覚、運動感覚など、さまざまです。 夢見時は脳内に蓄積された感覚記憶を担当するニューロンを発火させ、 必要に応じて組み合わせるなどして、「感覚空間」をつくりあげているわけです。 登場する人物も、たいていは自分自身、知っている誰か、知らない誰かの3種類です。 3種類ですが、どれもあなた自身を表現するための「表象」の役割を果たします。 登場人物が決まり、舞台が設定され、何かしらの「きっかけ」があれば、夢見は始まります。 その「きっかけ」、つまりトリガーが「感覚記憶」なのです。 入眠時において、新奇記憶の中から、記憶すべきものを分別しながら、整理し、想起します。 この想起は圧縮されたものなので、具体的なイメージがあるわけではありません。 瞬間的に想起し、記憶すべき対象であればフラグを立てている段階といえます。 フラグの立ってないものはノンレム睡眠の第1の段階において、 不要なものとして、シナプス結合が解放され、消去されます。 フラグが立っているニューロンは、ノンレム睡眠の第2段階において、 シナプス結合が強化され、トリガーとなります。 このトリガーは「感覚記憶」であり、新奇記憶として情動と関連付けられ、 レム睡眠時のデフォルトモードネットワークのはたらきで 夢見現象をともないながら、長期記憶として、新皮質への旅立ちをすることになります。 次の夢のトリガーは何だと思いますか? @はわかりやすいですが、Aは…。 @ A |