漫画もいよいよ国際競争の時代に突入のようです。ここでインドネシアにおける日本漫画の将来についてへいちゃんが考えてみました。現在インドネシアでドラえもん、ドラゴンボールなどの地位を脅かす海外の漫画は見当たりません。日本漫画は圧倒的な支持を受けており、今後しばらくの間は間違いなく天下を取り続けるでしょう。しかしこの日本漫画大躍進の背景には、それ以前に日本企業がインドネシアに進出を果たしていたことを忘れてはいけません。トヨタ、ホンダ、キヤノンなどなどインドネシアで日本製品を見ない日はありません。日本製品に日常的に接しているインドネシア国民にとって、日本は植民地支配をした国から憧れ、夢の国に変化していったのです。そこに憧れの国からやってきた漫画に対してアレルギーはあるはずもなく、自分自信が憧れの国の文化に触れているという自尊心も手伝い、今日の日本漫画大躍進の原動力になったとへいちゃんは考えています。これがもし漫画が先に進出していたら果たしてこれだけヒットしたのでしょうか・・・。今、インドネシア市場に韓国を始め、アジア諸国の製品が押し寄せています。韓国の現代自動車、起亜自動車、三星電子、LGなどは日常的に見る事が出来ます。中国のバイクメーカーJiaLing(嘉凌)はCMでホンダに対し比較広告を行い、世界のホンダに戦いを挑みました。いずれこれらの国が日本と同じ土俵に上がったとき、漫画も中身の勝負になってくると思います。韓国には大学に漫画学科が幾つかあるように、漫画大国になる可能性があります。今後の日本漫画を考える上で忘れてはいけないのが、あしたのジョー、魁!男塾がなぜもう一つ受け入れられなかったのか考える必要があります。日本人の友情、精神、根性といった日本的な「美学」をあまりに追求してしまうと、世界では受けないということです。世界で通用する漫画を書きたいのであれば、漫画にもグローバル・スタンダードを導入する必要があるようです。ヘいちゃんは21世紀にも第2のドラえもん、ドラゴンボールの出現がある事を願っていると同時に、必ず出ると確信しています。インドネシアでの潜在的な強さはどうひいき目に見ても日本漫画がNo.1です。がんばれ日本漫画! |