HOME
FN−目次
CHUSAN の FIELD NOTE
平成29年4月3日
日 時 | H29/3/28 〜4/2 |
場 所 | 与那国島(沖縄県) |
天 候 | 晴れ/曇/雨 |
確認者 | CHUSAN |
1 | カルガモ | 21 | オオバン | 41 | サシバ | 61 | カラムクドリ |
2 | ヒドリガモ | 22 | シロハラクイナ | 42 | カワセミ | 62 | ホシムクドリ |
3 | ハシピロガモ | 23 | ツバメチドリ | 43 | ヤツガシラ | 63 | クロウタドリ |
4 | シマアジ | 24 | ケリ | 44 | チョウゲンボウ | 64 | シロハラ |
5 | コガモ | 25 | ムナグロ | 45 | ハヤブサ | 65 | アカハラ |
6 | キンクロハジロ | 26 | コチドリ | 46 | シマアカモズ | 66 | ツグミ |
7 | カイツブリ | 27 | シロチドリ | 47 | オサハシブトガラス | 67 | ジョウビタキ |
8 | リュウキュウキジバト | 28 | オオメダイチドリ | 48 | ヒバリ | 68 | イソヒヨドリ |
9 | アオツラカツオドリ | 29 | セイタカシギ | 49 | ツバメ | 69 | スズメ |
10 | カツオドリ | 30 | タシギ | 50 | シロガシラ | 70 | ツメナガセキレイ |
11 | ミゾゴイ | 31 | アカアシシギ | 51 | タイワンヒヨドリ | 71 | キセキレイ |
12 | ゴイサギ | 32 | コアオアシシギ | 52 | チョウセンウグイス | 72 | ホオジロハクセキレイ |
13 | アカガシラサギ | 33 | アオアシシギ | 53 | ムジセッカ | 73 | マミジロタヒバリ |
14 | アマサギ | 34 | タカブシギ | 54 | アメリカコムシクイ | 74 | コマミジロタヒバリ |
15 | アオサギ | 35 | イソシギ | 55 | リュウキュウメジロ | 75 | ビンズイ |
16 | ムラサキサギ | 36 | オジロトウネン | 56 | セッカ | 76 | ムネアカタヒバリ |
17 | ダイサギ | 37 | トウネン | 57 | インドハッカ | 77 | タヒバリ |
18 | チュウサギ | 38 | ウズラシギ | 58 | ギンムクドリ | ||
19 | コサギ | 39 | ハマシギ | 59 | ムクドリ | ||
20 | バン | 40 | ミサゴ | 60 | コムクドリ |
アオツラカツオドリ | カツオドリ |
ヤツガシラ | クロウタドリ |
ツバメチドリ | オオメダイチドリ | コアオアシシギ |
マミジロタヒバリ | コマミジロタヒバリ | ムネアカタヒバリ |
前年に続いて3月末から4月始めにかけて石垣島、与那国島に出かけてきた。今回の第一の目標は石垣−与那国航路で見られるアオツラカツオドリを初見することである。往路のフェリー、海上は穏やかで西表島沖を抜けるころから多数のカツオドリが船の周囲にまとわりつくように飛び、中に混じるであろうアオツラを見逃すまいと集中する。結果として12時20分頃頭上、真上から右舷の海面に向かって急降下してきたアオツラを確認、カツオドリのように船に付くことはないまま船に反行するように海面を後方に飛び、やがて見えなくなってしまった。この間約20秒あまり、このワンチャンスをなんとか生かすことが出来、まずは最大の目的を達成できたのである。与那国島では、名物のオオチドリとオオノスリを見ることが出来なかったが、ヤツガシラ、クロウタドリの個体数が多く、大いに楽しませてくれた。さらにマミジロタヒバリの群れに混じっていたコマミジロタヒバリ。レンズ越しに「ちょっと違うな」と感じ、あまり接近できないままにシャッターを押し続け、宿で詳しく調べる。やや不明瞭な眉班、小ぶりな嘴、アイリングが目立たないなどの特徴を確認できたのである。今年の与那国島ではシギチが多く特にセイタカシギがどこの水田でも多数見られたのである。オオメダイチドリの見事な繁殖羽、完璧な繁殖羽のコアオアシシギなど私の地元では殆ど見ることがない個体も印象深かった。確認種数は航路の鳥を含めて77種と今までの最多観察種を記録。復路の航路はシケのために欠航となり1日足止めとなってしまった。復路、再度アオツラカツオドリの成鳥を期待したのだが欠航の翌日でうねりがかなり残っており大きく揺れる甲板では立っていることさえ困難で、まして飛んでいる鳥をカメラでとらえることは殆ど不可能であった。仕方なく船室の椅子に座っての観察となったがこの限りではアオツラカツオドリを再度確認することは出来なかったのである。かくして延べ6日間に及んだ与那国島遠征は終了した。今回はホオジロ類、アトリ類を全く見ることなく終わってしまったのが心残りであった。島でお会いした多くの方々に感謝である。 |