このところ続いている晴天で、今日も晴れと思い込んでいてこんな結果になるとは思わず、早朝家を後にした。向かったのは東庄町の多数のカモ、ハクチョウが越冬する人口の池。5日前には到着が正午ごろになってしまったため逆光での撮影となってしまい、画像、特に万を優に超えるであろうカモの中からようやく見つけ出したアメリカヒドリの頭部の緑色が全く出なかったという残念な思いをしたので、今日は晴天の順光を信じて現地には7時前に到着した。ところが晴れていた空は到着直後から雲に覆われはじめ、アメリカヒドリを探し出したころには厚い雲に覆われ、しかも北風がさらに強くなり雨さえ落ちてくるという思いもよらない空模様になってしまった。慌てて現地の天候を確認すると、なんと午後にかけて小雨が続くとの予想。ちとガッカリしたのだが目の前にはアメヒ以外にも魅力ある鳥が居るはずで、すぐに気持ちを切り替え先ずシジュウカラガンを探す。近距離は双眼鏡で、対岸近くはスコープでくまなく探すがなかなか見付からない。しかし寒さに耐えながらの捜索でようやく対岸近くのコハクチョウの群れの近くに浮いているシジュウカラガンを見つけ出すことが出来た。トモエガモの群れも確認した10時半過ぎに予定通り銚子に向かった。
銚子は去年9月5日、台風通過直後の時以来である。当初少ないとのことであったカモメもそこそこ見られるようになったとのことで偵察と観察眼の習し運転が目的での訪問である。このところ見られているのはウミスズメとアビ、ミミイツブリなどとのことであったが、ウミスズメは抜けてしまったらしく見られず、カモメ類以外ではアビを間近で見られたほかクロガモなどを今シーズン初認することが出来た。ミミカイツブリは見付からないまま干潮のピーク前後にカモメのポイントに向かった。直前にアメリカセグロカモメが見られたとのことであったが、私が到着してからは2羽のカナダカモメが干潟の上を飛ぶのみ。暫くポイントでの観察を続けたもののあまり変化がないうえに北風と時折の雨で徐々に戦意喪失気味となり、暖かい場所への恋しさが募ってしまう。14時半過ぎ。銚子はこれからが本格シーズンで「今日は様子見」というエクスキューズを紡ぎだして銚子を後にしたのである。帰宅途中成田空港付近ではちらちらしていた雪が本降りになり、辺りがうっすらと白くなるほどであったが、自宅に近づくと道路は濡れておらず雨が降った様子は無かった。とにかく朝から、夕方の帰路まで寒さと悪天候に耐えながらの1日であった。
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