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CHUSAN の FIELD NOTE
令和元年5月12日〜16日
日 時 | R1/5/12〜5/16 |
場 所 | 舳倉島(石川県) |
天 候 | 12、13、15、16日晴れ 14日曇り一時小雨 |
確認者 | CHUSAN |
1 | カルガモ | 21 | アカエリヒレアシシギ | 41 | キマユムシクイ | 61 | サメビタキ |
2 | カイツブリ | 22 | ウミネコ | 42 | オオムシクイ | 62 | コサメビタキ |
3 | カラスバト | 23 | カモメSp | 43 | メボソムシクイ | 63 | キビタキ |
4 | キジバト | 24 | ミサゴ | 44 | エゾムシクイ | 64 | ムギマキ |
5 | オオミズナギドリ | 25 | トビ | 45 | センダイムシクイ | 65 | オオルリ |
6 | ウミウ | 26 | ツミ | 46 | メジロ | 66 | キセキレイ |
7 | ゴイサギ | 27 | ハイタカ | 47 | オオヨシキリ | 67 | ハクセキレイ |
8 | アマサギ | 28 | コノハズク(S) | 48 | コヨシキリ | 68 | マミジロタヒバリ |
9 | アオサギ | 29 | ヤツガシラ | 49 | コムクドリ | 69 | ビンズイ |
10 | ダイサギ | 30 | チョウゲンボウ | 50 | マミジロ | 70 | ムネアカタヒバリ |
11 | クロサギ | 31 | チゴハヤブサ | 51 | クロツグミ | 71 | アトリ |
12 | バン | 32 | ハヤブサ | 52 | マミチャジナイ | 72 | カワラヒワ |
13 | ジュウイチ | 33 | ハシブトガラス | 53 | アカハラ | 73 | シメ |
14 | ツツドリ | 34 | シジュウカラ | 54 | ツグミ | 74 | イカル |
15 | ダイゼン | 35 | ツバメ | 55 | ノゴマ | 75 | シロハラホオジロ |
16 | メダイチドリ | 36 | ヒヨドリ | 56 | コルリ | 76 | ホオアカ |
17 | アオアシシギ | 37 | ウグイス | 57 | ルリビタキ | 77 | コホオアカ |
18 | キアシシギ | 38 | ヤブサメ | 58 | ノビタキ | 78 | キマユホオジロ |
19 | イソシギ | 39 | ムジセッカ | 59 | イソヒヨドリ | 79 | アオジ |
20 | トウネン | 40 | カラフトムジセッカ | 60 | エゾビタキ | 80 | クロジ |
カラフトムジセッカ | 比較参考 ムジセッカ(2017年5月 舳倉島) | |
ノゴマ | キマユホオジロ |
毎年この時期には舳倉島を訪れるのだが、今年も12日〜16日、4泊5日の予定で島に渡った。船は新造船で希望(のぞみ)と命名されていた。島では前日まで見られていた鳥が今日は見られないなど、例によって一足違いで外した種類もあるのだが、基本的に鳥が少なく初日の確認種数は40種に留まってしまった。その後も3日目の14日を除いては好天が続き鳥が目に見えて増えることはなく、むしろ減っていると感じることが多かった。しかし毎日着実に入れ替わっているようで、日毎に一定の種数を追加観察することが出来、最終的には5日間で航路も含めて80種を数えることが出来た。5日間で80種は決して多いとは言えず、むしろ少ないのであろう。そんな中で期待していた舳倉島らしい鳥、コウライウグイス、セグロカッコウ、ヒメイソヒヨなどは今回も見ることが出来なかった。情報があったカラフトムジセッカについては2日目の夕方にタイミングよく見ることが出来た。舳倉島での久方ぶりのライファーである。この極めて愛想のよいカラフトムジセッカ、船着き場の芝生に時折姿を見せる喉の赤がことのほか鮮やかなノゴマ、松の枝にとまって長時間楽しませてくれたチゴハヤブサなどが印象深い鳥であるが、一方オオヨシキリはこの5日間を通して鳴き声はまばら、コヨシキリは最終日にようやく1羽を確認できたのみ。ムクドリ類は数羽のコムクドリの小群のみと少ない鳥が気になったが、2日目から3日目にかけてはマミチャジナイの大群が到着、その後分散して島のあちこちで見ることが出来た。またコノハズクの声も聞かれ、姿こそ確認出来なかったが雰囲気のある独特の声を楽しむことが出来た。鳥が少ない分、探して歩くことが多く、最大は2日目の約25000歩、最小は初日の16500歩。総歩数104300歩。1日平均20860歩を歩き通したことになる。 2日目の午後、民宿の前に所謂ドバトが1羽姿を見せた。神社や公園にいるハトが渡ってきた? 良く見ると黄色の足輪がついており、どうやら飼育されている伝書鳩が迷行してきたようだ。しかし野生ではない悲しさ、同じ場所で採餌していたカワラヒワやシメが危険を察知して一斉に飛び立ったが、このハトは回避行動をとらず、あわれ背後から忍び寄った野良猫の犠牲になってしまった。一撃で仕留める動物の狩りの場面を図らずも目の当たりにして動物の世界の厳しさを改めて見せつけられたのである。今年もコウライウグイス、ヒメイソヒヨなど島の名物を見ることが出来ず、また来年舳倉島を訪れる大義名分が出来たのである。島でお世話になった多くの方々に感謝である。 |
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コホオアカ | ヤツガシラ | マミジロタヒバリ | |
オオミズナギドリ | アカエリヒレアシシギ | ||