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陽だまりのグラウンド /
Hardball

Brian Robbins

2001 USA/D 106 Min. 劇映画

出演者

Keanu Reeves
(Conor O'Neil)

Diane Lane
(Elizabeth Wilkes)

John Hawkes
(Ticky Tobin)

Bryan Hearne
(Andre Ray Peets)

Julian Grifith
(Jefferson Albert Tibbs)

Michael B. Jordan
(Jamal)

見た時期:2002年5月

ストーリーの説明あり

子供の野球チームが少なくとも2つ、その PTA、学校のシーンなどがあるのでキャストの所にはまだ書ききれないほど名前が並びます。この映画でキアヌ・リーヴスがいったいいくらギャラを貰ったのか考えてしまうような映画です。もしかしてボランティアやったんじゃないだろうか。キャメロン・ディアスとは路線が違いますが、リーヴスもアクション・スターとしては考えられないような役挑戦。この人時々こういう事をやるようです。偉いなあと思って見ています。

陽だまりのグラウンドでは生活破綻者の役。賭け事が止められず借金で首が回らなくなっているところから始まります。借りられる所から借りまくって、ギャングまがいの男たちに追いかけられながら、また次の賭け事。このあたりの様子には非常に説得力があります。また、そういうリーヴスにお金を貸してあげる知人がいるというところが驚きです。貸したお金がどこに流れるか知っているのにです。しかしながらちょっと気の利く提案をする友人がいます。だめでもともと、うまく行けば友達の助けになると思ってのことでしょう。アイルランド系の人たちは身内でなくてもお互いを助け合って生きているのか、と感心しながら見ていました。の役名にアポストロフィーがあるところに注目して下さい。

スラム街の少年野球チームのコーチを引き受けたら金を分割で貸すというのです。最初はコーチの手当てにしてはちょっと高過ぎると思ったのですが、これはコーチ代ではなく、これまでと同じ借金。それを1回で渡さず、仕事をしたらその都度渡すというわけです。せこいように見えますが、これは本当の友情かも知れません。また白人であるアイルランド人の檀家が黒人の子供たちの教育を支援するというところにも感心しました。

最初は嫌々引き受けていたリーヴス、子供たちを練習のために集めるのにも苦労。子供を家まで呼びに行ったりしているうちに、スラムの生活がどういうものかに気付いて行きます。10歳にもならない子供の方がボーっと立っているリーヴスより大人だったりするので笑いも誘いますが、なかなか現実的な面を出しています。時々お涙頂戴シーンもあって、作為的かとも思いますが、そのぐらいしてこういう人生もあるのだということを示した方がいい時もあるのかも知れません。

見終わってちょっと監督に乗せられしんみりしましたが、いい映画です。

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