映画と関係ないページ

多少ましな物ができた

20分ほど

出演者

私1人

サード・トライ:2006年9月

近隣の国際関係が危なっかしい状況になっている昨今、のんきに韓国式のお菓子の話をしている場合ではないとは思います。ですが政治とは別に世の奥様方は今も「ヨンサマ」とか言っておられる様子。平和というのは案外民間の交流からあっけなくたどり着けるのかも知れません。後になって友好関係で一肌脱いだのがイケメン俳優、おいしい食べ物、ハラハラドキドキの劇映画、ファンだったなって事になるかも知れませんね。もしこの推測が外れでしたら、電通の力に驚き白旗を揚げるという選択肢も残っています。

政治や新聞の事情が日本とは違う国なので、あちらの報道だけを見ていると、どの程度平和なのか、どの程度危機なのかが見えにくいです。ドイツも当事者でないので報道の関心が違い、なかなか様子が分かり難いです。しかし一般の人が悪い事は悪い、良い事は良いと区別して見るようだったら、前世紀とは違った解決にたどり着けるかも知れません。

希望的観測ぐらいしか申し上げられませんが、いざ、韓国版モチ、3回戦開始。とは言っても、いきなりこのページを読んでも何の話だか分かりませんので、まずこちらをご覧下さい。

モチは餅でも(1回戦、負け)
できた! しかし・・・、醜い。(2回戦、勝ちに近い負け)

騒ぎの発端は・・・。9月のまえがきを書いている最中に、韓国人も食するモチと言う物を自分で作ってみようなどと言うことを思いついたのがそもそもの始まり。時たまアジアの食料品店で買う、モチと呼ばれる食べ物が甘過ぎて口に合わず、高過ぎて財布に合わずということで、自分で作って見ようという話が誰からともなく・・・ではなく、私の頭から飛び出したのであります。普段の生活はざっと1つに丸めて言うと、トリックの山田と似た状態で、節約できるならたいていの話には乗ってしまう私です。

以前の餃子騒動に比べるとまあ順調な進展を見ましたが、まだ成功とは言えません。最初は材料の混ぜ方が悪く失敗しかけ、次はでき上がった物を饅頭に見える物にするのに失敗。味の方は兎に角一応食べられる物になっています。

さて、サード・トライでは「どうやってあの熱くて手にべたつく物を丸めて中に餡子を収めるか」というのが課題。

そこでふと思い出したのが水。水というのは調理をする時に飲む、冷ます以外の役目を果たすことがあり、例えば私は海苔巻を作る時に水を接着剤に使ったりします。接着剤になるのは春巻きの皮、海苔など、元々は乾いた物を使う時。逆にべたっとした物を手にする時には分離剤になるのではとふと思ったのです。水はそう高いものではないので、早速実験。

電子レンジから出して来た、火傷しそうに熱い、《白くてべとっとした物》を手に乗せる前に、手の平を水につけていざ。成功です。ちょっと《べとっとした物》の温度が下がりますが、手に乗せた《白くてべとっとした物》は、少し表面がぬるぬるしますが、 私の手の平にはりつくことはなくなりました。しめしめ。

大さじ山盛り1杯分ぐらい取って、そこに小匙半分ぐらいの餡子を乗せて、丸めてみました。これを始める前に念のため買って来たモチを見たところ、意外と小さかったのです。非常に甘く、もち米の密度が濃いため、べたーっとして、食べると結構お腹が膨れるのです。自分では小さ目の大福程度と先入観を持ってしまいましたが、実際には3センチ四方、1.5センチ程度の高さの物でした。ですから買うと結構高くつきます。

しかし1個がその程度の大きさと納得し、そのサイズを目指して作り始めました。サード・トライで分かって来たのは、レシピに書いてあるような熱いうちにやらなくても大丈夫ということ。2つ目を作った時には少し冷めていましたが、ちゃんと丸まってくれます。穴が空いた所は少し水をつけて押すと塞がります。ですから、水は本当に接着剤と分離剤の2役を果たしていることになります。

手で一応饅頭(小さいので団子と読んだ方がいいかも知れません)の形にまとまると、レシピの指示通り片栗粉にまぶします。これで一応できあがり。

味の方は・・・。韓国製のモチで強力な自己主張をしているのは、モチの皮の方。厚さは饅頭全体に対してかなり巾を利かせていますが、それだけではなく、喉が痛くなるほど甘いのです。それに対して、餡子の方は「一応ここにいますよ」と形ばかりの自己主張。日本でああいう饅頭を食べるともっと餡子が多かったような気がします。私は自分で作るのですから好きなように調整できるわけですが、皮が柔らかいので、さくっと噛むとすぐ本体と口に入った部分が切れます。韓国製の方は、気合を入れて噛み切らないとダメです。私の好みから言うと、これまでに自分で作った物よりは固め、しかし韓国製ほど固くないのがいいです。

餡子の方は、自分で使っている缶詰の餡子の方が買って来たモチに入っている物よりおいしいです。ですから折衷案として、皮はもう少し水を減らす、餡子はもう少し増やすのが良いのではないかと思います。今の柔らかい皮ですと、中の餡子を支える力が足りません。

しかしまあ、取り敢えず形を整える手段が見つかり、サード・トライはかろうじて成功。

ここでむくっと湧き出て来た好奇心。店のおじさんは「モチを作る時蒸す」と言ったのです。私も最初は蒸すものと思っていました。インターネットに載っていたレシピが「電子レンジでいい」と言うので、一応ここまで作って、お茶を沸かし、口に放り込んだのですが、蒸したらもっとおいしいものができるんだろうか。

この問題を解決するには倉庫に下りて行って、蒸し器を見つけ出して来なければなりません。ちょっと時間を食うので、モチ・シリーズは一旦ここで休憩。蒸し器バージョンが始まったらまたレポートを書きます。

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