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REC/レック3 ジェネシス /
[REC]³ /
[REC]³ Génesis

Paco Plaza

Spanien 2012 80 Min. 劇映画

出演者

Leticia Dolera (Clara - 花嫁)

Diego Martín (Koldo - 花婿)

Javier Botet (Niña Medeiros)

Mireia Ros (Menchu)

Carla Nieto (Rebeca Viñas)

Àlex Monner (Adrián)

Ana Isabel Velásquez (Wendy)

Ismael Martínez (Rafa)

Claire Baschet (Natalie)

Blai Llopis (Quiquin)

Xavier Ruano (Cura)

Emilio Mencheta (Tio Victor)

Itziar Castro (Paloma del Tocado)

見た時期:2012年3月

2012年春のファンタ参加作品

要注意: ネタばれあり!

見る予定の人は退散して下さい。目次へ。映画のリストへ。

[REC]¹[REC]² の2人の監督のうちの1人が監督。[REC]4 は現在製作中。

あらすじは単純で、[REC]¹ と同じ時間、同じ町の違う場所で起きたゾンビ騒ぎ。教会で結婚式を挙げ、披露宴で祝っている人の中に、その日犬に噛まれた親族が1人混ざっています。この人は自分の飼い犬に噛まれており、その犬は獣医に預けている時に噛まれ、その犬を噛んだ犬が [REC]¹ のアパートで老女に噛まれているという話です。この親族は冒頭から手に絆創膏を貼って出て来ます。しかしそれ以外には何の問題も無く、前半の前半は皆楽しそうで、カメラマンが結婚式と披露宴をビデオ・カメラに収めているシーンが続きます。

ある程度重要な出演者が紹介され、今回は結婚式の様子を撮影する役目を負った男性がずっとカメラを回し続けます。

教会の式は終了し、近くにある披露宴会場に皆が移動し、暫くパーティーを楽しんだ後、犬に噛まれた親戚が発病してゾンビになります。最初は普通に「何事か」と思った披露宴の客も間もなくこの男にはただならぬ事が起きていると察し、追いかけられた人たちは必死に逃げ始めます。 それからは逃げる人たちの様子と、披露宴が催されている会場が警察などによって閉鎖され、外に出て来る人は射殺も辞さないという状況が同時進行。

騒ぎが始まってから暫くは式の撮影をしていた男性が撮った画像なので、ブレア・ウィッチ・プロジェクトのように揺れた画面になります。カメラマンが主人公と別行動になってからは普通のカメラ・ワークに切り替わります。

このカメラマンが覚悟を決めるところがちょっと泣かせます。軽い作品ですが、所々にユーモアも含めたちょっと泣かせるシーン、感心するシーン、おもしろい発想のシーンが混ざっています。内容はブレア・ウィッチ・プロジェクトとは全く違い、REC/レック3 ジェネシスの方がずっと楽しめます。[REC]¹ に比べるとコメディー的要素が増え、あまり深く考えず楽しめる作品です。

[REC]¹ の後半に出て来たミステリアスな要素は REC/レック3 ジェネシスでは切り捨ててあるので、謎はありません。この後企画されている4作目ではハウメ・バラゲーロが再登板するので、元のスタイルに戻るのではないかと思います。

上映当日監督がベルリンに来ていて、少し話を聞くことができました。実はこの日バラゲーロ監督が来ていたのは REC/レック3 ジェネシスのためではなく、Mientras duerme のインタビューのため。上にも書いたように、REC/レック3 ジェネシスは同僚のパコ・プラザ監督に任せています。

春のファンタに合わせて一夜漬けで見た [REC]¹ が意外に楽しめる作品だったので、[REC]²[REC]4 も見る予定です。ファンタが始まるまでに [REC]² が見つからなかったのですが、時系列から言うと [REC]¹REC/レック3 ジェネシスが同じ時期に起きた事件を扱っていて、[REC]² が後日談。なので私が今見ている順番でも良さそうです。

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